12/21(水)から23(祝金)にて2回目のフットサル日本女子代表候補トレーニングキャンプが神奈川県内の体育館で行われた。2日目午前中のトレーニングの前に名古屋で行われていたフットサル日本代表候補の帰りからスーツ姿のブルーノ監督が顔を出た。挨拶の際にはフットサル日本代表加藤竜馬選手の妹の加藤正美選手(arco-iris KOBE)を見て「リュウマ、リュウマ」といじる場面もあり、練習もそのまま和やかな雰囲気で開始された。
フィールドプレーヤーに先んじてトレーニングを始めたGK陣は村山GKコーチの下、風船、ビーチボール、テニスボール等を駆使し、視野で得た情報を瞬時に体で反応できると共に、セーブの基本姿勢をみっちりとトレーニング。フィールドプレーヤーは3人の関係からのパスワークからの前進パターンをDF無しで反復。その後は2対1+戻りDFを反復するトレーニングを短い距離、そして長い距離で行い、グループ戦術の理解度とフィジカル面の確認を行っているようであった。
午後のGKのトレーニングはロングキックから始まり、その後はより基本に立ち返り、クロスポジションの確認やシュートストップ中心にトレーニングを実施。フィールドプレーヤーはGKと合流し、セットプレーを確認。次にトランジションが必要となる形式の紅白戦を行い、最後はPKで締めくくった。注目は今回の最年少山川選手(福井丸岡RUCK)。弱冠14歳ながら臆することなく、堂々とプレーする姿は代表チームの中でも遜色ないものだった。
この後全国レベルの大会は地域女子チャンピオンズリーグ(2月)、そしてトリムカップ全国女子選抜フットサル大会(3月)が開催され、選手のコンディションチェックが行われ、更に新たな選手がピックアップされる可能性もある。正式に発表された来年8月のAFC女子フットサル選手権、9月のアジアインドアゲームズに向けて”なでしこ5”は熟成されていく。