先日発表されたフットサル日本女子代表は第3回世界女子フットサルトーナメントへ向けて名古屋に集結。11/25?28の日程で名古屋のテバオーシャンアリーナで事前合宿を行った。合宿中に名古屋オーシャンズU-15とのトレーニングマッチが行われるとの事で取材へ赴いた。
名古屋U-15は東海大会へ出場した実力を持つチーム。試合前のアップを見ても確かな足元の技術が備わっている事がうかがえる。先発したのはGK本多選手、芝原選手、小出選手、吉林選手、足利選手。しかしこまめに交代を繰り変えし組み合わせを試しているように見える。交代を記述してみたが、中島選手、小出選手、芝原選手、吉林選手、佐藤選手、井野選手、足利選手、中野選手、関灘選手等の出場回数が多く、現時点の構想では主力となるか。GKは本多選手が試合終了までゴールマウスに立った。
試合の様子としてはスピードに勝る名古屋U-15がボールを持つと、抜かれる事が怖いかやや寄せが甘くなる。まだチームのやり方に合わせようという意識が強いのか、もっと自分の良さを見せる思い切りが欲しいなという場面もあった。しかし短い時間ながら見せたセットプレイの徹底はされており、何度も惜しい場面を作った。
試合は3-5で名古屋U-15に惨敗。得点者は右サイドキックインからのチョンドンで中島選手、セットプレイから芝原選手、前プレでボールを奪ってからの井野選手がゴールを決めた。しかし失点については守備の課題が浮き彫りになる等まだまだ修正点が多い。対戦相手としては男子のU-15という世代は世界を見据えて戦うには良い相手だったようにも感じた。
フットサル日本代表は合宿の後、ポルトガルに入り、第3回世界女子フットサルトーナメントに参加する。年に一度の活動ではあるが、せっかくの海外大会参加となるだけに実りある遠征となる事と、昨年以上の結果を期待したい。