【試合レポート】東海女子フットサルリーグ第2節DELITZIA磐田レディース vs golrira shizuoka

【第2節】

DELITZIA磐田レディース（静岡県） 3-3 golrira shizuoka（静岡県）

＜得点者＞
12:38　14番塚本夏希（golrira）
17:31　14番塚本夏希（golrira）
28:08　8番高橋明子（DELITZIA）
29:16　11番駒形奈々（DELITZIA)
39:15　14番塚本夏希（golrira）
39:50　18番花谷そよ子（DELITZIA)

　開幕戦を快勝したDELITZIAの対戦相手は開幕戦お休みだったgolrira。県西部のDELITZIAと県中央部のgolriraのライバル同士の対戦は立ち上がりから非常にインテンシティの高い攻防が続く。共に前からプレスをかけ、トランジションの発生頻度も多く、スピーディーな展開。するとgolriraは13分右サイドのキックインからピヴォ当てのサインプレー。ピヴォのヒールパスを受けた新加入14番塚本選手が豪快にゴールを奪い、見事なサインプレーでgolriraが先制！両チームともにセットプレーが鍛えられており、一瞬のマークのずれで得点が生まれてしまいそうな精度。するとそのセットプレーから得点が生まれる。18分左サイドのキックインから14番塚本選手が難しい体勢からシュートを決めて2-0。第1ピリオドは互角の展開ながらセットプレーで得点を重ねたgolriraがリードしてハーフタイムを迎えた。

　第2ピリオドに入っても両チームの強度は落ちず、緊迫した展開が続く。次の得点はDELITZIAが奪う。29分左サイドのカウンターから9番寛野選手が技ありの股抜きスルーパスに8番高橋選手がスライディングで合わせて2-1と1点を返す。俄然勢いを増したDELITZIAは30分にカウンター返しで11番塚本選手が一気にゴールへ。撤退から反転した18番花谷選手が反転サポートして数的優位を作り、2人のワンツーからゴールを奪い、2-2の同点に追い付いた。この後両チームのGKの攻セーブもあり、スコアが動かないまま試合は残り1分を切る。このままタイムアップかと思われた残り45秒、相手のクリアボールを奪ったgolrira8番朝比奈選手から3-2の数的優位カウンター。左サイドの11番植松選手を経由して最後はゴール前で14番塚本選手が左足で打つとみせかけてボールを舐めてから絶妙なループシュートを決めて土壇場でgolriraが勝ち越しに成功する。諦めない残り31秒右サイドのキックインを得たDELITZIAがタイムアウト。このセットプレーを凌いだgolriraだったが、執念を見せるDELITZIAはGK12番前原選手がポジションを上げて相手のディフェンスをずらすと9番寛野選手がディフェンスを一人かわして左足でミドルシュート。GKがはじいたボールに11番駒形選手が素早く反応し、最後は18番花谷選手が押し込みゴール。そして10秒後にタイムアップのブザー。最後まで死力を尽くした両チームが勝ち点1を分け合ったが、それぞれの持ち味を生かした見応えのあるナイスゲームだった。