【第4節】
MADEIRA Branco.fv(千葉県) 2-1 CAFURINGA BOYS東久留米(東京都)
<得点者>
00:32 15番古屋宇蘭(CAFURINGA)
06:39 28番村松朋美(MADEIRA)
26:04 11番春山沙織(MADEIRA)
まだ今シーズン勝利のない両チームの戦いは試合序盤にスコアが動く。開始32秒、カフリンガは定位置攻撃から15番古屋選手がパスした後にディアゴナルの動きでディフェンスの裏を取る。49番小栗選手からのループパスにゴール前で頭で合わせて、開始早々に先制点を奪う。2試合連続の先制点を奪われた事で嫌な予感がしたMADEIRAだったが、第1ピリオドに流れを断ち切る。7分にペナルティエリア付近右サイドで直接フリーキックを得たMADEIRAはキッカー11番春山選手がシュートパス。一旦は跳ね返されたものの、混戦から28番村松選手が左足で押し込み1-1の同点に追い付く。この試合両チーム共に引き気味の守備であった事もあり、それぞれの攻撃の特徴が垣間見える。MADEIRAは3-1からラインカットを使いながら、サイドに流れたピヴォ当て、そしてピヴォのいない裏のスペースを使う。一方のカフリンガはいつもと違い、積極的に4-0の形からパスして抜けながら、ライン間もしくはディフェンスの動きを見ながらディアゴナルを狙う形が多く見える。
第2ピリオドに入ってカフリンガは守備のラインの上げ下げを行う中でも、MADEIRAはしっかりと定位置攻撃を構築する。するとMADEIRAが勝ち越し点を奪う。37分ハーフラインの左サイド付近で11番春山選手がボール奪取し、そのままカウンター。ゴール前でディフェンスをかわし、ゴール前の28番村松選手にパス。足裏で落とされたパスに11番春山選手がシュートに持ち込みゴールネットを揺らす。カフリンガは定位置攻撃でパスを回しながらゴール前まで迫るが、シュートに持ち込むのに苦心する。得意のカウンター攻撃もMADEIRAの素早い撤退でチャンスを逃す展開。最後まで集中して戦ったMADEIRAはこのスコアのままタイムアップ。MADEIRAが厳しい戦いを制して、嬉しい関東初勝利を手にした。
▽勝手にMVPは攻守の軸として活躍のMADEIRA11番春山沙織選手!