【準決勝第1試合】
府中アスレティックFCプリメイラ 4-4 さいたまサイコロ
<得点者>
03:14 9番千田日向子(府中)
10:17 7番秋田谷美里(さいたま)
10:59 2番小島英里奈(さいたま)
12:05 39番船附ひな子(府中)
18:02 16番筏井りさ(さいたま)
21:52 16番筏井りさ(さいたま)
27:02 17番島崎美和(府中)
29:30 4番門井恵美(府中)
リーグ戦で府中が2位、さいたまが3位に入り、関東の2チームがプレーオフに進出。2戦行われるプレーオフで決勝進出が決定する。勝ち点、得失点が並べば上位の府中が勝ち上がる事になるレギュレーション。様子見の状況が見られる両チーム、先生は府中。前半4分、府中GK18番河島選手からのロングスローを収めた9番千田選手が2人のディフェンスに囲まれながらも粘って体を張って抜け出し振り抜いた左足からゴールが生まれた。基本的に3-1の攻撃システムを採用する両チームだが、プレスは決して強くないものの、定位置攻撃が機能しているとは言い難く、攻めあぐねている様子が伺える。しかし中盤以降一気に試合が動き出す。さいたまは前半11分、左サイドを仕掛けた16番筏井選手のシュートパスに7番秋田谷選手がゴールを奪うと、直後にも7番秋田谷選手が自ら奪ってのカウンターからシュートのこぼれを2番小島選手が押し込み、さいたまが勝ち越しに成功する。しかし府中も13分、39番船附選手が自ら奪ってカンター。強烈なミドルシュートを叩き込み、2-2の同点に追い付く。カウンターからチャンスを掴む場面が多くなった前半18分、さいたまが勝ち越しに成功する。更にさいたまは前半19分にも右サイドからのロビングボールに16番筏井選手がGKの鼻先でアウトサイドボレーで押し込み3-2と、さいたま1点リードで前半を折り返す。
ビハインドを背負った府中にさいたまが再びチャンスを作り出す。後半2分、右サイドを得たさいたまは戻しのパスを2番小島選手がシュートパス。これを16番筏井選手がヒールで流し込みさいたま2点リードとする。府中はここから反撃を開始。徐々に定位置攻撃が活性化した府中は中央から右サイドへスルスルとドリブルで抜けた14番藤田選手の折り返しを17番島崎選手がドンピシャで押し込み1点を返すと、続く30分には、意表を突いて4番門井選手が中央10m付近から思い切ってミドルシュート。これがディフェンスに当たりながらもゴールに吸い込まれ、府中が4-4と同店に追い付く。押せ押せの府中だったが、さいたまはこれを耐え、タイスコアのままタイムアップ。プレーオフ準決勝第1戦は痛み分けのドローとなった。