小野監督:試合初めから3点を追わなくてはならず、リスクを犯しながらゲームに臨みました。相手の前プレを無効化する為にシンプルにゾーン3へボールを入れて、そこを起点に攻撃を組み立てようと。それがうまくはまっというか、ラッキーだった部分もあるのですが、一番良い形、3点を先に取る事ができました。ただアルコイリスさんはその後、力が倍増すると思っていたので、ゾーン1、ゾーン2でのボールをカットされると早いカウンターを喰らうので、それは避けようねと。逆にリードしているのだから徹底してゾーン3へボールを入れていこうと。そうなれば相手の守備ラインがおかしくなり、中でつなげたりすると伝えていました。本当に得点は凄く取れるのですが、もったいない失点が多くて・・・。今年は大きな怪我をする選手が多く出て、本当に苦しい陣容だったですし、選手はもっと苦しかったと思います。それでもファイナルまで来て、最後まで分からないゲームができて、本当に感謝しています。これで私は女子Fリーグを去る事になるのですが、最後に素晴らしい舞台、素晴らしい試合を選手にプレゼントしてもらったなと感謝しています。優勝したアルコイリスさんにもおめでとうございますと伝えてたいです。
吉川選手:アルコイリスさんおめでとうございます。試合前から、昨日からこの試合に勝つイメージしかなかったので、いま何を話したら良いか分からないのですが、ウチは優勝する為に3点が必要で、前半3点取れたし、その後2点差にされて折り返しましたが、ここのところ逆転も多いので、絶対に逆転できると信じていました。アルコさんのプレッシャー等で次のゴールを奪わせてもらえなくて、まだまだなんだなという想いもあります。怪我人の多いシーズンで、すごく苦しい中でここまでこういう試合ができて、チームの事を本当に誇りに思います。ありがとうございました。
- 素晴らしい試合だったと思いますが、この試合をもって小野監督は退任されます。今後の女子フットサルについて一言お願いします。
小野監督:まだ女子フットサルはマイナーなスポーツでいろんな意味でもっともっとチームも、協会も、メディアの皆さんの力をお借りして、こんなに素晴らしいんだよと言うのを知らしめなくてはいけないと思っています。今回Abemaさんで初めて女子の試合が先週、今週で3試合中継していただき、そこに我々が出場できた事は光栄なのですが、初めて女子フットサルを見た人達が「女子フットサルって面白いね」って思ってもらえる試合はできたのではないかなと感じています。私自身はこれでフットサル界から消える訳ではないので、立場は変われども男子も含めてフットサルの普及等の活動に少しでも貢献出来たらなと思っていますので、またどこかでお会いできらたら是非ご協力お願い致します。