アルコイリス神戸 7-5 さいたまサイコロ
<得点者>
04:49 16番筏井りさ(さいたま)
07:29 9番関灘美那子(神戸)
15:14 16番筏井りさ(さいたま)
16:59 10番江口未珂(神戸)
18:06 18番加藤正美(神戸)
19:55 10番江口未珂(神戸)
25:31 11番吉川紗代(さいたま)
28:51 17番藤田靖香(神戸)
30:59 オウンゴール(神戸)
35:09 17番藤田靖香(神戸)
36:02 11番吉川紗代(さいたま)
36:52 9番安奈希沙(さいたま)
大逆転で決勝へ進出したさいころ、そして初代女王神戸の対戦はさいたまが、準決勝を勢いそのままに序盤攻勢に出る。すると前半5分、右コーナーキックの戻しのパスを2番小島選手がシュート。ゴール前でこれをコントロールして16番筏井選手がゴールを奪い、さいたまが先制する。神戸は立ち上がり攻撃があまり機能していないようにも見えたが、初のチャンスをモノにする。前半8分、さいたまを押し込み、9番関灘選手がピヴォの当てから自ら走り込み、落としを右足トゥーキックで突き刺し1-1とタイスコアにする。この得点で神戸は攻撃が活性化し、試合はがっぷり四つの展開を見せる。次の得点はさいたま。前半16分、左コーナーキックをニアに早いボールを蹴る込むと16番筏井選手がこぼれ球をコントロールして押し込み2-1とさいたまがリードする。しかしここから神戸の怒涛の攻撃が開始。前半17分、10番江口選手が右サイドから中央へ流れるとブラインドを使って左足の地を這うようなシュート。これがゴールネットを揺らして同点に追い付くと、前半19分にはフィクソの位置にいた9番関灘選手からのパスを18番加藤選手が意表を突くダイレクトシュートがファーサイドネットを揺らして3-2と勝ち越しに成功。更に10番江口選手は前半残り5秒、自陣から意表を突くロングシュート。強烈な無回転シュートがゴールに決まり4-2と神戸が2点リードでハーフタイムを迎えた。
2点のビハインドを背負ったさいたまはGKを12番吉村選手へ交代。得意のロングスローを駆使して猛攻を見せる。さいたまのピヴォの16番筏井選手、11番吉川選手へシンプルにスローを入れて起点を作る。すると後半6分、そのGKスローからゴール前の11番吉川選手が頭で合わせてさいたま1点を返す。勢い付くさいたまはすぐにカウンターからチャンスを作り出しゴールへボールが入りそうになった所を18番加藤選手の必死のスライディングで防ぎ、さいたまは同点のチャンスを逃す。すると逆に神戸は後半29分、9番関灘選手が鋭い出足で相手の横パスをカットするとファーサイドに詰めた17番藤田選手へ。一度はGKに防がれたものの、再び押し込み5-3とさいたまを突き放す。更に神戸は11分にも左サイドの10番江口選手のダイレクトパスをカットしようとしてさいたまがオウンゴール。優勢に試合を進める神戸は16分にも斜めの長いパスを受けた20番齋藤選手のパスを走り込んだ17番藤田選手がファー詰めで合わせて、4点差をつけて神戸がリードを広げる。しかし後半に強いさいたまは諦めずに攻撃を続ける。後半17分に6番木原選手が相手のドリブルを奪い、素早く前線の11番吉川選手へ。これを豪快にトゥーキックで叩き込み1点を返すと、直後にはゴール前へのロビングパスのクリアを9番安選手がボレーで蹴り込み7-5と追い上げる。残り時間猛攻を仕掛けるさいころだったが、この日途中から16番筏井選手をマンマークした10番江口選手の奮闘もあり、残りの時間を防ぎスコアを凍らせてタイムアップ。神戸が先勝して翌日の第2戦を迎える事となった。