小野監督:先週選手達が頑張ってくれたと同時に非常に消耗した中で、1週間でどれだけ回復できるかという事と、自分達のやり方を変えるつもりはなく、一貫して自分達のプレーモデルを頭に入れて対応するかでした。その中でアルコイリス神戸に対しての対策としてはシンプルにピヴォに長いボールを入れて、そこのピヴォの収まりが、どのチームよりも高くて、どこのピヴォに入った瞬間の攻め上がりの速さ、それに付き切らないと簡単にやられてしまうというのが分かっていたのと、逆に僕らはマイボールの時に前から来るだろうから間をうまく使いたい、イメージとしては一回外へ出したら中へ一回頑張って当てたいなと。そこからもう1回外や戻したり、裏だったりを狙いたい。前に凄い強いチームなので、逆に言うと裏がルーズな時があるという事で僕らはずっと狙ってはいました。前半の立ち上がり悪くはなかったです。選手はしっかりやてくれたし、ゾーン1でボールを失ってはいけないという事とどう振舞うか、そしてゾーン2でどう振舞うかでした。ゾーン2では何度かボールを失う事はありましたが、危ないカウンターはあったのですが、失点の場面ではディフェンスも揃っていたので少しもったいない失点だったかなとは思っています。後半に関してはいつもの事ですが、皆で持ち返してくれて明日につながるゲームができたのではないかなと思っています。途中点差が4点ぐらい開きましたが、タイムアウトの時に1点ずつ返して明日に繋げていこうと話をしていたので、2点差で今日終えられた事はまだ自分達にチャンスがあるという事で、明日につながる良いゲームで、アルコさんの強度とそれに対抗した自分達で、女子フットサルの熱い試合ができたのでないかなという事で満足しています。
吉川選手:今日も準決勝の2試合に続き、また点の取り合いとなり、ウチらしい試合なのかなと思っていますが、やはり監督が言っていたようにピヴォへ入れられるシーンもすごく多かったですし、入れられてからも苦戦したので、そこを修正していけばもっと良い試合ができると思いますし、府中戦でも得点差を跳ね除けて逆転できているので、まだ1試合残って2点差なのでとても楽しみです。これからだな、明日がまだあって、良いものが出せると思っています。
- リードされた場面でパワープレーの選択肢もあったと思いますが、使いませんでした。やはり準決勝での2戦目の事を考慮して可能性としては通常の攻撃を続けようという意図でしたでしょうか。
小野監督:もし4点差のまま残り1分とかであれば、明日の事を考えてパワープレーというのもあったのですが、アルコさんはパワープレーに対しての守備の時にプレスをかけてくるので、逆にそれで失点して更に点差が広がり、明日のモチベーションを下げたくなかったという想いがあり、今日はパワープレーはやらないという中で選手が頑張って追い上げてくれたかなとおもっています。
- ゾーンの奪われ方という面ではトランジションの守備が混乱していたかなと見えました。
小野監督:混乱していたというよりは、奪われ方、場所が悪かったりして、選手がボールホルダーより前がかりになっている状況で引っかかってしまっていたので、いつも言っているゾーン2の振舞いという点ではよろしくない部分でした。サポートの位置という部分も含めて明日修正したいと思っています。