【第4節】
府中アスレティックFCプリメイラ 0-1 VEEX TOKYO Ladies
<得点者>
39:36 5番伊藤華恵(VEEX)
試合立ち上がりから両チーム共に激しいプレスをかけ合う事によって何か落ち着かない展開。共に3-1の攻撃システムでピヴォを置く形ながら、パスの出し手、そしてピヴォに対しても厳しいプレスをかける事でなかなか定位置攻撃が活性化しない。また両チームともに的確な指示を出すGKの効果もあり、堅い守りを見せる。その中でセットプレーやカウンターから勝機を見出そうとするが、なかなかスコアが動かない中、先に点を与えたくないという心理が働いたか、リスク管理に重点が置かれたようで、府中、VEEX共にシュートもやや少なめの前半を0-0で折り返す。
後半に入ってもなかなか展開が変わらない。早めに前線へパスを入れようとするが、前半同様強いプレスの影響もあり、定位置攻撃の時間が少なく、アウトオブウレーの時間が長くなり、試合自体も時間が長引く展開。このままスコアレスのまま終わるのかと思われた試合残り14秒、縦の関係を連続で作った定位置攻撃で数的優位を作ったVEEXがスピードを落とさず、7番服部選手のシュートパスを5番伊藤選手がスライディングで押し込み値千金のゴール。府中はすぐにパワープレーを開始するが、残り14秒では何もできず試合終了のブザー。最後まで諦めずに攻めたVEEXが最少得点差で勝利し、開幕から負けなしの3連勝で勝ち点3を積み上げた。
(写真:Yasuko Kaneko)