- 今日の準決勝を振り返ってみて下さい。
山本選手:今日のタイはカウンターが早かったです。引いて守られてたのですが、ショートカウンターも含めて。セットプレーもアジアインドアでもやられていたので、ずっと警戒していました。でもその部分はタイの大きな特徴だったと思います。
- 後半かなり押し込まれる展開もあったんではないですか?
山本選手:集中を切らないようにしていました。底辺で失いピンチにつながる事もあったので必ず集中するようにして、冷静に冷静にと自分の中で意識するようにしていました。
- 会場の異様な雰囲気の中、指示が通り辛かったと思います。
山本選手:普段からあまり声が通らないのですが・・・(笑)特にアウェイの歓声の中、今日は全然声が通りませんでした。クリアランスからサインプレーとかいろいろあったのですが、相手が引いている事が多かったので、その辺りはこの雰囲気の中、助かったかなと思っています。ただ試合中のプレーが切れた時の切り替えとかが、声が聞こえなくてどこがフリーとか聞こえなかった所がこの試合一番苦労した所でした。
- 決勝まで中1日ありますが、どの辺りを確認したいなと思っていますか?
山本選手:積み上げてきた事がたくさんあるので、まずはそこをしっかりと整理できればと思っています。どこが一番という訳でなく、もう1回確認し合って、セットプレー、パワープレーの守備とか。それらが整理できればイランにも勝てると思います。
- 攻撃面では分かり易く新しい変化が見られますが、守備の方ではどんな変化がありますか?
山本選手:今までは明確でなかった事が、使い分けられていて、セットプレーを受ける際にゾーンからマンツーに切り替える時等が明確になって、誰のエラーであるとかが分かり易く、修正しやすいという部分があります。
- 突き詰められてきたという意味で今の代表に手応えを感じているのではないですか?
山本選手:かなり感じています。雰囲気も最高です。
- イランはどんな印象ですか?
山本選手:個が強くて足元がうまいし、シュートももちろん強いですが、最後までセグンドを見てくるような印象もあるので、打ち分ける事ができているなと感じ、良い決断ができるチームだと思います。あと1日で対策を練ると思いますが、私達は出し切るだけなので、それができらば勝てると思います。