- 今日の試合はいかがでしたでしょうか。
木暮監督:前半とても良いフットサルをしたと思っていますし、決める所で決められなかった、そこに尽きるかと思います。でも選手は非常に短い準備期間の中、そしてイランより1試合多い中、最後まで全力を尽くしてくれたと思いますし、取り組みという面では本当に選手達を称えたいと思います。
- 前半多くのチャンスがありながら、後半にイランの攻勢を許してしまった原因は何だと思いますか?
木暮監督:こういうハイレベルな大会は、日本の女子のフットサルの日常にはなく、一つのシュートが、ひとつのパスとか、ひとつのミスとかで日常が変わってしまうようなプロのような環境は、残念ながらそういうコンペティションの日常がないというのが現状で、代表チームとしての活動もそうですが、そういったものが、ハイレベルな決勝という舞台で負けたしまったのかなと。ただそういったものを努力して越えていく事が必要だと思っています。よりリアルなトレーニングであるといったところから改善していきたいなと思います。
- お話があったように、準備期間が少なかったり、世界と戦う機会だと日本にいると少ないと思いますが、どう変わっていく事が必要だと思いますか
木暮監督:最初のミーティングで準備期間は短いけれども、それを言い訳にせずにベストを尽くそうという話はしました。そう意味ではチャンピオンになるギリギリまで行けたというのは選手の事を称えたいとおもいます。ただそうは言ってもレベルを上げていくという所では、国際試合であるとか、合宿の回数であるとか、必要か必要でないかと言えば、間違いなく必要だと思っていますけれども、そこは、こういうチャンスをものしてですとか、大会での結果やパフォーマンスという所で、少しずつ変わっていくでしょうし、変えていくという努力をしてきたという事で、決勝まで負けずにユースオリンピックに出られという成果があったり、そういう僅かな活動の中でも良いフットサルをして認めてもらえるような、そういう事を信じて努力していく事が必要だと思っています。男子のフットサルも10年以上というのは同じ道を辿ってきていますし、自分にとっては一度経験しているプロセスだと思っていますし、女子も男子と同じプロセスを辿れば、2020年には必ずチャンピオンになれると思っていますし、今日からそこに向けてスタートしていくという気持ちでいます。
- ユースオリンピックについての展望はいかがですか?
木暮監督:まずは出場できるという事が決まる事が先ですが、当然準備を始めていてラージリストもありますし、最大の準備をしたいと思います。
- 監督は選手としてイランと対戦してきました。女子の指揮官として初めて対戦したイランの印象はいかがですか?
- かつてと一緒だと思います。選手にも話しましたが、自分が選手で初めてイランと対戦した時は8-0とか8-1で負けていましたし、今日のような決勝で負けるという光景は何度も見て、悔しい想いをしてきました。次こそイランに勝ちたい、次は自分達だと思い続けて、トレーニングをした集団が数年かけてイランを超える瞬間を迎えたという経験を自分自身経験しましたので、間違いなく同じ道だと思います。2015年に続いて今回も負けているというイランという国に、追い付く為に各選手が本当に努力をしていかないといけないと思いますし、この悔しさを忘れる事なく、日常から努力が必要です。そこに対して自分は出来る事を最大にやって、次は必ず優勝できるように、そういう意味で同じだと思っていて、次は必ず勝てるようにと思っています。
- 木暮監督として、いくつかある選択肢の中で、いま何が一番必要だと思っていますか?例えば海外遠征だとか、合宿の増加、リーグの充実など
木暮監督:もちろん全部ですけれども、先程選手に言ったのは、正直クラブで監督がいないチームというのもありますし、練習量もバラバラですから、現状すぐに改善できるものは、この今回来た14人の選手が合宿、大会中に学んだ事や感じた事、できた事、できなかった事を努力するだけではなく、各チームのチームメイト達に代表はこうだった、こういう事が起きてうまくいった、うまくいかなくて負けてしまったという事を伝えていく、日本で待っている多くの選手達が、この14名から良い影響を受けて、私達も必ず代表に入りたいというサイクルを創り出す以外、、現実的にすぐ何かを変えるという事はできないと思っています。
※記者会見は時間の都合で以上で終了。続きは囲み取材で