【決勝】
フットサル日本女子代表 2-5 フットサルイラン女子代表
<得点者>
27:29 失点
29:10 失点
29:41 失点
20:05 失点
31:46 3番江口選手(日本)
15:09 失点
19:04 8番網城選手(日本)
第1回大会の前回決勝と同一カード。前回大会では1-0でイランが勝利し、初代女王を獲得した。昨年のアジアインドアゲームズでは2-0と日本が勝利しているだけに拮抗した試合展開が予想された。序盤は日本ペース。引き気味にしてゾーンで守るイランに対してボールポゼッションを高める日本はボランチや旋回を駆使してボールを回す。そして激しいマンツーマンでイランを押し込み、ボールをつなげさせない。ボールを回せるものの、なかなかボールを前進できない時間もあり、逆にイランの素早いカウンターでピンチにさらされる場面も。それでも今大会好調の8番網城選手が独特のリズムのドリブルでディフェンスをはがすとチャンスが生まれ、ゴール前で波状攻撃をしかけるが、あと一歩の所でゴールを奪う事ができない。前半はスコアが動かないままハーフタイムを迎える事となった。
後半に入り、イランが日本の厳しいプレスを回避しはじめる。フィクソとアラの段差を使った中ワンツーでスピードにのり、一気にゴール前まで迫る場面が何度か見られ、日本は数的不利や後ろ向きのディフェンスを余儀なくされる場面も。するとイランは、後半7分、右アラとの中ワンツーで抜け出したところをGK山本選手がスペースへ飛び出してスライディングでクリアしようとするが、間一髪でかわされ、ゴール前へ。一度はディフェンスが防いだが、こぼれ球を押し込まれ、イランに先制点を献上してしまった。立て直したい日本だったが、またもや後半10に左サイドからのキックインのチョンドンシュートがディフェンスに辺りコースが変わりゴールへ吸い込まれリード広げる。勢いづくイランは更にGKの素早いロングスローからチャンスを作り、ゴール前のこぼれ球を押し込まれしまい3点差。更に11分にも底辺でボールを奪ったイランが、冷静にゴールを奪い4-0と思わぬ点差が付いた。直後に日本はタイムアウトを取り、5番勝俣選手をGKにしてパワープレーを開始。直後に3番江口選手の左足ミドルシュートで1点を返し、意気上がるが、逆にイランが16分に右サイドからゴール前にシュート性のボールを入れるとこれにドンピシャで合わされ、5-1とされる。日本はGKを左利きの4番四井選手に交代して変化をつける。残り56秒、8番網城選手の虚を突いたミドルシュートで1点返すが、時すでに遅し。5-2のスコアでイランが勝利し、2大会連続優勝。日本はまたもや決勝で涙を呑んだ。