【SWH Ladies Futsal Club上久保仁貴監督】
- 組み合わせが決まってから振り返って下さい。
上久保:組み合わせが発表され、とても良いチームであるフウガドールさんと初戦で戦うと決まってから、まずは初戦をどう戦うかという事だけに専念しました。チームの戦い方を徹底させて、勝ってから次の事を考えようと考えていました。残り2試合も大会規定を考慮しながら消化して準決勝進出ができました。ただ大会前にケガ人が多く出て、正直今大会はしんどいかなと思っていたのですが、何とか頑張ってくれました。あまりイメージできていない展開になっちゃったという感もありますし、全然想像できていなかったです。本音としては予選リーグが抜けられれば良いかなと、そこが精一杯かなと。選手の頑張りには本当にびっくりさせられました。
- 決勝戦、arco-irisに先制点を取られましたが、その後の踏ん張りは凄かったですね。作戦的にはどのような事を伝えていたのでしょうか。
上久保:とにかくゴール前にディフェンスを集約させるという事を徹底させました。関西リーグ最終節に1-6で敗戦だったのですが、それ以降プラスの方向へパスラインを作るというトレーニングをしてきたので、そこは自信を持ってやろうと伝えました。本当にこの2つですね、人の配置だったりも含めて。ただ理想とされる得点ではなかったですが、危険な自陣にゴール前にどれだけ人数を割ける事ができるかという所を徹底させ、選手が頑張ってくれたという所だと思います。
- 日本リーグのチームを倒しての優勝は価値があるものではないでしょうか。
上久保:現在我々が所属していないリーグでもありますし、地域リーグのチームでもできるんだという事を見せる事ができたと思います。環境の面でもいろいろクリアしなくてはならない条件がいくつもあるので、とても難しいですが、選手の為にも今後日本リーグも考えていかなくてはと思っています。
- 今後は追われる立場になります。
上久保:それは本当にしんどいんですよね(笑)ただ我々のやりたい事のクオリティを上げて行ければと。それが女子フットサルのプラスの要素になってくれればな思います。
【SWH Ladies Futsal Clubキャプテン坂田睦】
- 組み合わせ決まってから簡単に振り返って下さい。
坂田:正直立て続けにケガ人が出て、今大会3〜4人位出場できない選手がいました。チーム状況としては非常に厳しかったですが、ケガした選手だったり、登録が間に合わなかったり、そしてスタッフがチームの為にという事で、チームが勝つ事を第一に動いてくれてこそ、プレーできた私達がいて、本当に全員で勝ち得た優勝だと思います。
- 決勝は兵庫対決となり、ここ最近なかなか勝てなかったarcoでした。どのように感じていましたか。
坂田:この前の対戦で負けた時に、本当にボロボロでやりたい事ができずに終わったので、それを見据えた上で、練習もしてきましたし、試合で出す事ができたからこその結果ではないかと思います。絶対にarcoにリベンジしたいという気持ちが強くて、arco-は絶対に決勝に上がってくるから、とにかく自分達も決勝に行こうという話をしていました。そこまではシナリオ通り言ってくれて、あとは勝つだけでした。
- 日本リーグを破っての優勝は価値のあるものでした。
坂田:2年前かな?一度arcoに勝った後のarcoさんの成長が凄まじいものでした。arcoさんとの試合は本当に楽しくて。ただ日本リーグのチームには正直負けたくないですし、日本リーグのチームが日本のトップであるという事はあるべき姿だと思いますが、ただ自分達が日本リーグにいない以上、日本リーグのチームに優勝を持っていかれるというのはどうしても避けたかったです。地域リーグの意地というか、日本リーグのチームに勝てたのは本当に価値があるものでした。