【グループD】
激戦必死のグループを抜け出したのは伏兵デリッツィア磐田。結成2年目で全日本初出場ながら、高いプレー強度と粘り強い守備で、台風の目と目されていた関東1位のフウガドールを撃破し、優勝経験のあるSWHLとも引き分け、2勝1分の成績で準決勝へ進出を果たした。元々静岡産業大ボニータ出身の選手で結成され、昨年限りで活動停止したFrontierから代表活動に参加経験のある2名が参加した事で安定感が増した感がある。準決勝での丸岡との対戦は非常に興味深い。
2位は優勝経験のあるSWHレディースフットサルクラブ。1勝2分の無敗ながらグループリーグ敗退となった。山場と言われた初戦のフウガドール戦で勝利し、勢いに乗ると思われたが、残りの2試合では勝ちきれなかった感が強く、持ち前の攻撃力がありながら、得点を重ねる事ができなかった。
3位は事前予想でも高い評価だったフウガドールすみだレディース。関東での戦いぶりから、優勝候補に挙げられる声もあったが、初戦のSWHLで敗戦を喫し、デリッツィアにも敗れた事で準決勝進出の目がなくなってしまった。サスペンドや選手の怪我、欠場などの要因が重なった事もあるが、実力を発揮できなかったのは、初出場という事もあったか。
今年戦力補強で全日本出場を果たしたアストゥーロ鹿児島は、どの試合でも接戦を演じ、高い実力を見せたが、グループ最下位となってしまった。しかしサッカーで培った技術やフィジカルの能力は高く、対戦相手を苦しめた。
アストゥーロ鹿児島 0-2 デリッツィア磐田
<得点者>
1分 9番寛野未恵(デリッツィア)
19分 オウンゴール(デリッツィア)
フウガドールすみだレディース 0-1 SWHレディースフットサルクラブ
<得点者>
3分 14番坂田睦(SWHL)
デリッツィア磐田 3-2 フウガドールすみだレディース
<得点者>
12分 11番駒形奈々(デリッツィア)
18分 6番水谷伊澄(デリッツィア)
22分 19番金子由香里(フウガドール)
23分 1番前原りんご(デリッツィア)
24分 21番勝俣里穂(フウガドール)
SWHレディースフットサルクラブ 1-1 アストゥーロ鹿児島
<得点者>
16分 10番網城安奈(SWHL)
17分 18番東谷彩香(SWHL)
アストゥーロ鹿児島 0-1 フウガドールすみだレディース
<得点者>
16分 21番勝俣里穂(フウガドール)
SWHレディースフットサルクラブ 1-1 デリッツィア磐田
<得点者>
10分 9番上野愛里(SWHL)
14分 16番竹本凪沙(デリッツィア)