【第1節】
府中アスレティックFC女子プリメイラ 4-2 arco-iris KOBE
<得点者>
01:08 18番加藤正美(arco)
02:02 8番桜庭里紗(府中)
18:40 12番鍵谷佳恵(府中)
28:44 39番船附ひな子(府中)PK
32:03 18番加藤正美(arco)
38:55 39番船附ひな子(府中)
記念すべき日本女子フットサルリーグ開幕戦は府中アスレティックFCプリメイラ vs arco-iris KOBE。昨季のプレ大会では6-2と勝利したarcoは前半2分、9番関灘選手のシュートパスをゴール前で18番加藤選手が合わせて先制点を奪う。しかし、府中は3分に右サイドからトリッキーな股抜きで中央へ侵入した14番藤田選手のアシストを8番桜庭選手が合わせて同点に追い付く。府中はラインを下げる事なくプレスをかけ続けると、arcoがなかなかペースを掴めない展開が続く。シュートは多いものの、遠目からが多く、得意のファー詰めも不発。すると前半19分に鎰谷選手が左足でコースを狙ったダイレクトシュートが決まり府中が逆転しハーフタイムを迎える。
後半に入ると少しずつペースを掴み始めたarcoだったが、府中は無理してパスを繋がず、GKから一気に前線へスローで入れるなどしてarcoの得点パターンでもあるショートカウンターを回避しようとする意図が見える。すると府中は後半9分にPKを獲得するとこれを39番船附選手が難なく決めて3-1とリードを広げる。arcoは持ち前の個の攻撃力を活かしてシュートまで持ち込むが、粘る府中が体を投げ出してシュートを防ぐ。しかし33分に左コーナーキックから18番加藤選手がゴールを決め、3-2と追い上げarcoの反撃ムードが高まる。あわやという場面もあったが、府中FGK18番河島選手が必死にボールを掻き出しゴールを死守する。逆に府中は後半39分、カウンターから39番船附選手がダメ押しの4点目を決めて勝負あり。府中がarcoを倒し、幸先良いスタートを切った。
<arco-iris KOBE試合後会見>
小屋監督:まずはじめに様々な方々のご協力があり、日本女子フットサルリーグに参戦でき、大変感謝しています。この試合は開幕戦という事で非常に責任のある試合だという事は分かっていましたが、我々が積み上げてきた我々のストロングポイントである攻守の切り替え、球際の強さを出す事が出来なかったのは非常に残念だったと思います。この敗戦を次につなげていけるように日々精進致します。
関灘選手:日本リーグの開幕戦に試合ができた事に感謝しています。この試合に負けてしまったのは相手に比べて準備不足だったのではと感じています。監督が言ったように私達のストロングポイントは運動量や激しいプレーなのですが、今日に関しては全くダメで、悔しい結果になりました。負けてしまいましたが、今季はプレーオフもあり、優勝の可能性もありますので、次に向けて頑張りたいと思います。
- 府中が昨年とは違う体制となり、やり辛さというのは感じましたでしょうか。
小屋監督:府中さんが我々を研究してきたというのは分かっていましたしが、やり辛いというよりも、arcoがやるべき事をできていませんでした。関灘からは準備不足という点がありましたが、そこに至るまでの「見る」「判断する」という部分や、更にはボールが来てからの決断も遅かったです。
- 府中は明らかにarco対策をしている点が見受けられました。やっている中で感じる所はありましたか?
関灘選手:対策という点でははっきりは分かりませんでしたが、もっとディフェンスの部分でしっかりできていたら、もっと攻撃へ良い影響を及ぼせたのではないかと思います。
<府中アスレティックFCプリメイラ会見>
松田監督:まずこうして開幕戦を戦えた事を光栄に思っています。勝利は嬉しいですが、今回もarcoさんの強さを感じ、まだまだ強くならなくてはと感じました。
縄田監督:昨年のプレ大会で大敗してしまったので、気持ちを入れて開幕戦を迎えましたが、勝てて本当に良かったと思います。
- 監督も変わり、新体制になったという事もありますが、かなりarco対策をしてきたのではないかなと感じました。対策を教えて下さい。
松田監督:arcoさんは日本一のチームだと思っていて、守る時間も多くなるだろうし、攻撃も早いという点を警戒し、どこでもしっかりカバーリングしようという事を意識しました。arcoさんの対策だけでなく、、リスペクトした上で自分達のスタイルが出せた事が結果につながったと思っています。
縄田選手:arcoさんは個人の能力が強いという事で抜かれたらすぐに次が行くという事を徹底して練習してきました。今回結果につながって本当に良かったなと思います。