【第1節】
エスポラーダ北海道イルネーヴェ 4-5 Futsal Clube UNIAO Ladies
<得点者>
08:44 4番市原怜香(UNIAO)
09:28 10番佐野川祐里(北海道)
14:36 18番森野久美子(北海道)
15:32 7番加藤愛(UNIAO)
21:05 18番森野久美子(北海道)
27:14 8番森本ゆう子(UNIAO)
28:39 10番桑田知沙(UNIAO)
37:58 10番桑田知沙(UNIAO)
38:24 18番森野久美子(北海道)
新規参入の北海道に対するは昨年日本リーグ最下位となったUNIAOの対戦。ボールポゼッションを高めるUNIAOに対して北海道は縦に早い攻撃を見せ、GKからでも一気に前線へボールを入れて押し上げを図る。先制点は前半9分m、UNIAOの波状攻撃から4番市原選手が押し込みUNIAOが先制する。しかし直後の10分に北海道10番佐野川選手のドリブル突破から豪快なシュートがネットを揺らし同点に追い付く。これで固さが取れたか攻撃が活性化しだした北海道は15分にシュートのこぼれ球に反応した18番森野選手が押し込み逆転に成功する。UNIAOも負けじと直後の16分7番加藤選手が8番森本選手からのパスをダイレクトで合わせる同点弾。両者譲らず2-2とタイスコアでハーフタイムを迎えた。
後半早々の2分に勝ち越し点を奪ったのは北海道。持ち前の縦に早い攻撃からゴール前でボールを受けた18番森野選手が左足でハーフボレーを突き刺し3-2とリードを奪う。UNIAOも良いボールがピヴォに入るようになり、リズムが良くなると後半8分敵陣でのパスカットからGKと1対1を制して同点に追い付く。勢いに乗るUNIAOは直後の10分にもパスカットから数的優位を作り、10番桑田選手がファー詰めを決めて4-3とUNIAOが勝ち越しに成功する。18分にもUNIAO10番桑田選手が左サイドから狙いすましたシュートで5-3とリードを広げる。後半39分には北海道18番森野選手がコーナーキックからディフェンスに当たりゴールに吸い込まれこの日ハットトリックとなる得点で1点差に追い上げるが、シーソーゲームもここでタイムアップ。昨シーズン日本リーグで勝ち星を挙げられなかったUNIAOが待望の初勝利を手に入れた。
<エスポラーダ北海道イルネーヴェ試合後記者会見>
菅野監督:まずはこのリーグに参加できる事を光栄に思います。ゲームに関しては厳しいゲームになると予想しました。映像等でスカウティングを行い、最善の準備をしてきましたが、結果を残す事ができませんでした。細かい所や最後の体力面で勝敗が分かれてしまった事など反省点がはっきりしました。しっかり修正して次に備えるかというのが大事な所ですのでしっかり精進したいと思います。ただ選手達は本当に頑張ってくれましたし、雰囲気作りをして下さった方々に感謝しで全力でプレーしてくれたと思います。
石戸谷選手:1年位に1回しかないホーム北海道開催に負けてしまった事は本当に残念です。始まったばかりなので、今日の試合はマイナスでなくプラスに捉えて次の試合に向けて練習していきたいと思います。
- 昨年北海道リーグ2部優勝で今季から1部リーグで戦いますが、全国大会等の経験がないチームが日本リーグで戦う上で、昨日、今日の試合を見てレベルについてどのように感じましたでしょうか。
菅野監督:昨年2部リーグで優勝したものの、各種試合、大会等を見てこのレベルを目指してやってきており、相当覚悟はしていましたが、昨日の試合を見ていても今までの環境、対戦相手を見ても全然レベルが違う事は感じています。ただ今回対戦して肌で感じた事をイメージしてトレーニングして準備する事が必要だなと思っています。
- 他のチームで全国大会を経験されていると思いますが、日本リーグとの試合は違いがありましたか?
石戸谷選手:全日本や選抜で全国を経験しましたが、あまり違いはないと思いますので、あとは慣れだと思います。
<Futsal Clube UNIAO Ladies試合後記者会見>
齋藤監督:今年正式に日本リーグが開催される事になりましたが、昨年のプレ大会では1勝もできず、全敗でした。チームとしては1勝にかける気持ちは強いものがありました。厳しい試合ではありましたが、勝利できた事は嬉しい事であり、ホッとしたという感情もあります。
巽選手:昨年のプレリーグ全敗だったというのが、順位以上に重く、ここにいてはいけないのではと感じる所もありました。北海道は新規参入でしたし開幕戦絶対落としてはいけないという気持ちを持ち続けて戦う事ができましたし、結果も出てよかったです。
- 前半に比べて後半の方が攻撃の形が改善されたのかなと感じました。特にピヴォの高さに関しては前半は降りてきて、後半はしっかり張っていたという印象があります。
齋藤監督:特にピヴォ当てに対して相手がどう対応してくるかという点を意識させました。ボールを持っている人に時間を作らすためにもブロックなどを入れる事は伝えましたが、最後まで良い形でピヴォへボールを入れる事ができました。自分達がというより相手の守備ラインが少し上がったから、必然的にピヴォとの距離ができて収まったように見えたのかなのかなと感じます。ピヴォとの距離ができた分、距離感は気になりましたが、うまく選手が対応してくれました。
- 昨年全敗というお話もありましたが、実際には東海リーグ初制覇、全日本3位という結果も出しています。せっかくの勝利ですので今季の抱負をお聞かせ下さい。
巽選手:確かに昨季は今まで一番の結果がでました。本来はそれを上回る結果を出すというのを目標にすべきですが、良すぎただけに軽々しく口にできないと思っていました。ただ今日の1勝をきっかけに昨季を上回るんだという気持ちをもってチーム一丸となろうと話そうと考えています。