【準決勝】
東京都女子選抜 0-2 千葉県女子選抜
<得点者>
23分 6番田中選手(千葉県)
28分 7番江川選手(千葉県)
関東大会決勝では7-1と東京都が快勝したが、既に全国出場が決定している状況での対戦という事もあり参考にならない。試合は序盤から積極的にプレスをかけてボールポゼッションを高める東京都が優勢に試合を進める。なかなかペースを掴めない千葉県は3-1の形でシンプルにボールを前に運び、攻撃を組み立てる。東京都もポゼッションは高くゴール前での混戦という場面はあるものの、なかなか決定機を作れずスコアは動かない。千葉は経験豊富な浦安の選手に加えて若い選手も積極的に起用した事も効果的でセオリー通り来ないプレーぶりが良いアクセントとなっていた。
スコアが動かないまま迎えた後半も東京都が優勢に見えるが要所を抑える千葉県に攻めあぐね、ボールを持たされている感もあった。すると後半8分、コーナーキックからの戻しのパスを6番田中選手がダイレクトでミドルシュート。これがGKの手をはじきゴールへ吸い込まれ千葉県が先制点を奪う。リードを許した東京都はなかなか得点が奪えない事で6番勝俣選手をGKにしてパワープレーを開始。しかし後半13分に自陣でボールをカットした7番江川選手が無人のゴールへパワープレー返しのロングシュート。これが枠を捉えて2-0と2点のリードを奪う。試合はこのまま終了し、千葉県選抜は昨年女王の東京都を破り初の決勝進出を決めた。