【決勝】
フットサル日本女子選抜 1-3 千葉県女子選抜
<得点者>
5分 7番江川選手(千葉県)
5分 11番池田選手(千葉県)
19分 3番窪田選手(日本選抜)
29分 14番笠井選手(千葉県)
共に決勝進出は初、どちらが勝利しても初優勝。若さそのままに勢い付く日本選抜は積極的に前からプレスをかけ、ベンチからもしっかりとボールに寄せるように指示が出る。しかし先制点を奪ったのは千葉県。前半5分左コーナーキックからの戻しのボールに7番江川選手が左足一閃。糸を引くようなシュートがゴールを捉え、1-0と千葉県がリードする。更に直後にも日本選抜のコーナーキックのボールをカットすると一気にカウンター発動。16番元寺選手のパスを11番池田選手がゴールまで合わせ、連続得点で2点リードを広げる。勢いを削がれた日本選抜だったが、徐々に積極性を取り戻したものの、ゴールは奪えずハーフタイムを迎えた。
ハーフタイムの指示で落ち着きを取り戻したか日本選抜は息を吹き返す。ドリブルを積極的に使い、個の力で打開を図る。すると後半4分、右サイドのワンツーで抜け出し、3番窪田選手がゴールを奪い1点を返す。この得点で一気にペースを引き寄せた日本選抜がこの後、惜しいチャンスを次々と作り出すがここで千葉県が守備で踏ん張りを見せ、ピンチを防ぐと後半14分に14番笠井選手がゴール前のこぼれ球を押し込み貴重な追加点を奪う。残り時間必死に攻撃する日本選抜だったが、ゴールを奪えずタイムアップ。3-1で千葉県が勝利し、トリムカップ初優勝を果たした。
千葉県女子選抜茨木監督インタビュー
- 優勝おめでとうございます。
茨木監督:ありがとうございます
- 大会全体を振り返って下さい。
茨木監督:予選グループでは力の拮抗した4チームだと思っていたので3連勝も3連敗もあり得ると思っていました。福井県との対戦は引き分けでも良いという事は選手に伝えていました。勝ち点7あればワイルドカードの可能性は高いので、それでダメなら仕方ないと。準決勝で東京都で勝てたのも厳しい予選グループを勝ち抜いたという自信が付いたからではないかと思っています。そう思うと振り返るとやはり初戦がポイントだったのかもしれません。
- 関東大会では4-0、3-1という明確な使い分けがあったように感じていました。関東大会から少しずつチームが出来上がってきたのかなと感じました。
茨木監督:システムに関してはターゲットになれる選手がコートにいる場合は3-1に、そうでない時は4-0でと考えていました。ただ選抜チームで練習時間も限られているので定位置攻撃までしっかりと落とし込み出来る訳ではありません。その為攻撃では相手の嫌な所に飛び込みなさい、守備では嫌な所を一つずつ消しなさいという事を話していました。
- 優勝チームには毎回聞いているのですが、来年は追われる立場になります。来年に向けての意気込みを聞かせて下さい。
茨木監督:まずは全国への出場権を得る事が絶対条件になると思います。関東大会決勝で東京都には大敗していましたが、我慢してでも全員を起用しました。スコアは想定内とし、この差を埋めないと全国では通用しない事を選手に伝えていました。なのでこの大会はいつもチャレンジャーだと考えていました。追われる立場とは言え、また新しいチームになると思うのでこのチャレンジャーの気持ちを忘れずに取り組んでいきたいと思います。