【準決勝】
SAICOLO 1-2 arco-iris KOBE
<得点者>
8分 20番秋田谷選手(SAICOLO)
36分 18番加藤選手(arco)
37分 17番藤田選手(arco)
息詰まる熱戦となったBピッチで行われた準決勝は日本リーグ同士の対戦は息詰まる熱戦となった。どちらも積極的にプレスをかけて、コートのあちらこちらで体を張ってボールを奪い合う展開。SAICOLOはボールを回し、arcoは縦に速い攻撃で試合は進む。スコアが動いたのは前半8分、SAICOLOが右コーナーキックからゴール前に速いボールを入れると、20番秋田谷選手が押し込みSAICOLOが先制する。ここからのSAICOLOの集中力は凄かった。リードして精神的に優位になった事もあるが、一つひとつのプレーに気持ちが入っているのが分かり、ベンチも一体となり戦っている感があった。”気持ち”と言えばarcoの代名詞でもあるが、何度も跳ね返されるシュートを何度も繰り返し、気持ちが揺らいでいる様子は見られない。第一にシュートを狙うシンプルな攻撃でSAICOLOゴールに襲い掛かると、後半16分、カウンターから19番若林選手の放ったシュートのこぼれを18番加藤選手が押し込み、同点に追い付く。すると続く17分にもゴール前のこぼれをarco17番藤田選手が押し込み、一気に逆転に成功する。SAICOLOは8番高橋選手をGKにしてパワープレーを開始するが、ゴールを奪う事ができず、2-1のままタイムアップ。昨年PKで敗退した準決勝をクリアし、初めての決勝へ挑む事となった。