【試合レポート】日本女子フットサルリーグ2016プレ大会第4節府中アスレティックFCプリメイラ vs Futsal Clube UNIAO Ladies - 女子フットサル|PANNA-FUTSAL

【試合レポート】日本女子フットサルリーグ2016プレ大会第4節府中アスレティックFCプリメイラ vs Futsal Clube UNIAO Ladies

2016年11月27日 20:10

第4節第3試合

府中アスレティックFCプリメイラ 2-1 Futsal Clube UNIAO Ladies

<得点者>
3分 10番船附選手(府中)
13分 10番船附選手(府中)
32分 8番森本選手(UNIAO)

公式記録

 未だ勝ち点の無いUNIAOに先制パンチを食らわせたのは前半3分府中10番船附選手。シンプルに前線に入れたパスを収めて素早い反転から放ったシュートがゴールファーサイドに糸を引くように吸い込まれていった。早々に1点のビハインドを背負ったUNIAOは持ち前のパスワークで攻撃を組み立てるが、ボールの失い方が悪くボールを回されている感もあった。すると後半13分、中盤でボールを奪った府中が左サイドに展開。左サイドで受けた21番桜庭選手が中央に折り返すと走り込んだ10番船附選手がスライディングで合わせる見事な速攻を見せて2-0とリードを広げる。UNIAOは前線から積極的にプレスをかけるが、府中がこれをうまくいなし、なかなかチャンスを作る事ができなかった。

 後半に入ってもリードしている事もあるのか府中の守備の出足が良く、いわゆるボールの獲り所の意思統一が徹底されている感がある。UNIAOもパス回しからゴール付近へ侵入するが、もうひと工夫が必要なのか最後には府中のカバーリングに防がれ決定機まで持ち込めない。府中優勢で進む試合だったが、後半12分UNIAOは前線へのロビングパスを巧みなトラップで収めた8番森本選手がファーサイドへ低い弾道のシュートを決めて1点を返す。それでも府中はトランジション、定位置攻撃共に良い形からチャンスを作り、府中優勢は変わらない。UNIAOは試合残り2分を切った所でタイムアウトを取り、GK16番上杉選手を上げてパワープレーを試みるが、府中はプレスをかけてなかなかパワープレーへ持ち込ませない。試合はそのまま2-1のスコアで終了し、府中が2連勝として勝ち点を6に伸ばした。

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<Futsal Clube UNIAO Ladies齋藤監督、森本選手記者会見>

齋藤監督:日本リーグ5試合ある中で今日の対戦は未勝利のウチにするとすごく大事にしていた試合でした。府中の事を甘く見ている訳ではなく、全日本女子フットサル選手権では自分達の目標としていた結果も得られましたし、その後の東海リーグでも勝利ができましたので、とても重要な位置付けをしていました。しかしチームの準備不足が出てしまった試合かなと思っています。

森本選手:全日本が終わって次に東海リーグと良い形で来た中で全国リーグはまだ結果が出てないのでこの試合はという想いはあったのですが、相手どうこうというよりもUNIAOチームの出来というか、コンディションも含めてなかなか嚙み合わない事が多くてちぐはぐな部分が多かった中でこのような結果になったのだと思います。

 - 府中が守備ラインが前から来る訳ではなく、引く訳もないという状況でした。その相手に対してUNIAOがボールを回しているように見えましたが、ピヴォが前で張るという形からの攻撃が少なかったように思いましたが、狙っての事だったのか府中にさせてもらえなかったのでしょうか。

齋藤監督:後半は変えましたが、3番石垣や9番勝川が出ている時はチームとして自然に3-1のシステムにする事になっています。森本も言ったように少しちぐはぐな部分が多かったかなと思います。前半に少し修正をかけたのですが、そのままの流れで行かせえもらえなかったのは相手にはめられたというよりは、自分達で自滅した部分はあったかなと思っています。

 - 森本選手の得点は見事でした。あの得点を振り返って下さい。

森本選手:トラップしようと思った時に味方が近づいてきているのが見えました。それをどう動くかを見ていました。するとブロックではなく前を横切ったので、何か起きるのではと思って一つ溜めた所、ディフェンスのチェンジがうまく行っていかず、コースが空いたので少し動かしてシュートを打つ事ができました。

 - 森本選手が攻撃に絡むとUNIAOのチャンスにつながる事が多いと思うのですが、後半になって森本選手に入らなくなったように見えました。

森本選手:府中の守備ラインに対してボールを足元で貰う以外にフリーランしてボールを受けようと試合前から考えていました。そのポジションがうまく行っていると前線での起点になれるのですが、うまく行かない時は消えてしまった時もあったかなと思います。全日本の時から自分が後ろで(ボールを)捌くよりも、前線で起点になる事がチャンスになる事も多く、自分も起点になりたいと考えていました。

 

<府中アスレティックFCプリメイラ森監督、縄田選手記者会見>

森監督:内容的には後半押し込まれたのですが、選手が頑張ってくれて全日本3位のUNIAOに勝利できた事は素晴らしい事だと思います。ただ内容的には全国リーグレベルではないのでそこに関しては必ず練習においてトップリーグに近づく選手にしていきたいと思います。

縄田選手:前半良い形でリードできたのは良かったと思いますが、後半相手の改善でボール回しに翻弄された部分があったのでしっかり対応しないとここから上に行けないと思いました。ただ勝てた事は良かったと思っています。

 - UNIAOの記者会見でも話が出たのですが、府中の守備ラインは高いわけでもなく、引く訳でもない事で迷った部分があったと言っていました。府中としての意図を教えて下さい。

森監督:単純に選手の体力面、この能力、人数の問題で本来は前から行きたいのですが、行き過ぎるとその分走る量が増えてくるので、その点で少し下げています。また個の部分で負けてしまうので、あまり下げてしまうと剥がされる場合があるのでその分リスク管理としてあの辺りに1stラインを設定しています。

 - UNIAOさんに後半の立ち上がりパスを回される場面もあったのですが、それも普段から織り込み済という事でしょうか。

森監督:1対1で?がされる方が怖かったのでパスを回される分にはしっかりカバーリングしてボールに対してはプレッシャーをかけて、体の向きが悪い時にはプレスをかけるように伝えています。

 - 縄田選手のトランジションの出足が良いなと感じました。以前のお話でピヴォに当たった時はスぺースへ走り込むようにしていると話していましがたが、その他の場面でも後ろから走り込み数的優位を作ろうとしていました。

縄田選手:ピヴォに入った時はスペースがあるので走り勝てばチャンスになると思っています。トランジションの時は狙いではありますが、自分の感覚と判断で行けると思った時には思い切って出ていこうと思っています。

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