Bardral浦安Las Bonitas vs VEEX TOKYO Ladies
<得点者>
8分 17番池田選手(浦安)
39分 9番高木選手(VEEX)
実際には初めて関東リーグで相見える浦安とVEEX。しかしやっと復活したと言っても良いだろう。それ程待ち望んだ対戦でもある。試合開始直後お互いにビックチャンスを作り出すが、共にGKの攻守に阻まれ得点は奪えない。しかし両チーム共に気持ちの入った攻防が繰り広げられる。ゴール前でのスライディングが多く、先に得点を与えたくない気持ちが強い。VEEXは前からプレスをかけるが、浦安はハーフ位にラインを敷いて徐々にラインを上げてくる。攻撃のシステムは、VEEXが3-1で固定ピヴォ、偽ピヴォのシステムを使い分け、浦安は3-1固定ピヴォと4-0を使い分ける。お互いの持ち味を出させないような攻防から観客も目が離せない。得点が生まれたのは前半8分、相手フィクソとボールを奪い合った浦安17番池田選手が競り勝ち、GKと1対1の場面で豪快にトゥーキックをゴールに突き刺した。VEEXはセットではなく、ローテーションで交代。徐々にペースを引き寄せるが、なかなか浦安のゴールを割る事ができない。浦安は関東大会での敗退から試合で勝利を得ておらず、この日の気持ちの入り方は傍から見ても明らかだった。
後半に入っても一進一退の攻防の中、なかなか決定機まで持ち込めない両チーム。浦安はピヴォへシンプルにボールを入れてリスク回避を図りながらゴール前の攻防へ持ち込むが、徐々にボールが回り始めたVEEXがチャンスを多く作り出す。しかしゴールを奪えないVEEXは残り4分から5番伊藤選手をGKにしてパワープレーを開始する。浦安は集中した守りでパワープレーを耐えていたが、後半19分、5番伊藤選手のシュートのこぼれに9番高木選手が素早く反応して倒れながらシュートを放つと絶妙のコースに決まり、土壇場でVEEXが同点に追い付いた。久々の関東での対戦は1-1のドロー決着。お互いに勝ち点1を分け合った。