第2節第1試合
府中アスレティックFC女子プリメイラ 1-7 福井丸岡RUCK
<得点者>
12分 10番船附選手(府中)
15分 7番田中選手(丸岡)
15分 11番小林選手(丸岡)
24分 2番横山選手(丸岡)
26分 11番小林選手(丸岡)
31分 19番山川選手(丸岡)
32分 7番田中選手(丸岡)
34分 14番前田選手(丸岡)
若いチーム同士の対戦は意外にも序盤淡々と試合が展開していく。府中は相手ピヴォへのマークを徹底し、複数でフォローすることで前線での起点を抑え、丸岡の攻撃を防ぐ。丸岡は丁寧に試合を作ろうとしているのか慎重な立ち上げリでいつものような躍動感がかけている用意も感じる。そんな中試合が動いたのは前半12分、中盤でボールを奪った府中16番鎰谷選手が右サイド縦にドリブル。DFに追い付かれるもうまく体を入れ替えてゴール間へ。そこに走りこんだ10番船附選手が押し込み府中が先制点を奪う。対する丸岡もこれで目が覚めたか攻撃が活性化。特に球際での競り合いに強さを見せ、府中のボールポゼッションの時間が徐々に短くなる。すると15分丸岡7番田中選手の豪快なミドルシュートが決まり同点に追いつくと、直後にもカウンターから11番小林選手がゴール前で押し込み逆転に成功する。この直後から丸岡はU-15世代を積極的に投入。競った場面での起用にも関わらず、堂々したプレーを見せる。一方府中は21番桜庭選手がケガで出場不能となり、FP6人での戦いとなってしまう。
2-1丸岡リードで迎えた後半は丸岡が完全に主導権を握り得点を重ねる。後半4分には府中のマークのずれをついた丸岡が2番横山選手のゴールが決まると26分には11番小林選手のゴールで4-1に。11分にも19番山川選手がゴール間の反転シュートを決めてリードを広げ、12分には7番田中選手、14分には前田選手がゴールを奪い、7-1と大量リードを奪う。残り5分はGKを除いて全員U-15世代を起用する余裕を見せ、終わってみれば試合を通じて府中のシュート数を5本に抑える圧勝で開幕2連勝を挙げた。府中は少ない人数で2日連続の試合、そしてケガの離脱などで体力的に消耗が激しかったのか厳しい結果となった。
<福井丸岡RUCK田中監督>
田中監督:前半に明らかな油断から失点してしまったもののすぐに得点を取り返し、切り替えができた事が勝因だったと思います。我々は勝利以外にも中学生に経験を積ませるという目的もありましたが、前半から起用できた事も大きな成果でした。
- 中学生の出来はいかがでしょうか。
田中監督:緊張するのかなと思っていましたが、先輩のDNAをついているのか大きな舞台になるほど堂々とプレーし、個性を出しているように見えました。
- ピヴォを2枚を起用する時がありましたが。
北信越リーグでも試していますが、うちのチームはピヴォ当てからの落としや振り向きが大きな武器なので、得意な選手を2枚起用する事にチャレンジしています。実際には2人が張るというよりバランスを見て3-1にするという形です。ピヴォを一緒に出場させる事で近くでアドバイスをさせるという目的もありました。実はこんなチーム事情もあります。今日出場したGK16番の鵜飼選手は今日の試合を最後に受験の為、休部になります。この後高校3年生も徐々に受験の体制に入っていきます。その為、中学生も含めて残ったメンバーでどうやって戦っていくかしっかりと準備したいと思います。
<府中アスレティックFCプリメイラ森監督>
森監督:正直言って丸岡は我々の想像以上でした。当初関東リーグレベルだと思って、その対策の為に同じチームのU-15世代の男子とトレーニングマッチをしたりしましたが、スキル、スピード、フィジカルすべてで上回っていました。完敗の一言で監督の責任だと思っています。
- 普段の都リーグでは15分ハーフであり、日本リーグは20×40m、20分ハーフの試合が2日連続だと体力的にも厳しかったのではないですか?
森監督:体力的には確かに厳しかったです。2日連続というよりも試合中に怪我人が出てしまった事、そして本来今日出場できるはずの選手が急遽仕事の都合で離脱した事のアクシデント的な事の方が影響が大きかったです。