<準決勝>
山梨県女子選抜 2-4 東京都女子選抜
<得点者>
4分 15番宮脇選手(山梨/saude k.m.f.c)
14分 10番吉林選手(東京/VEEX TOKYO Ladies)
16分 19番伊藤華選手(東京/VEEX TOKYO Ladies)
30分 15番伊藤果選手(東京/TapaZida)
33分 5番小出夏美(東京/VEEX TOKYO Ladies)
39分 17番内田選手(山梨/saude k.m.f.c)
準決勝ではあるが、勝利すれば全国大会への切符が獲得できるこの試合、意外な展開でゲームは始まった。前半4分得点を奪ったのは山梨県選抜。左サイトのキックインのチョンドンでシュートを放ったのは左利きの15番宮脇選手。意外なシュートに虚を突かれたかディフェンスのリフレクションで逆を突かれたGKは反応できず、そのままゴールに吸い込まれていった。東京都選抜は、セオリー通りの守備をして来ない山梨県選抜相手になかなか攻撃のペースを掴めず、やや苦戦。狙い所が多くあるせいか、ボールを持つ時間が長くなり、狙いすぎている様子も伺えた。しかしようやく東京都選抜に得点が生まれたのは前半14分、ディフェンスの裏でボールを受けた5番小出選手がシュートを打つと見せかけ、スペースに入ってきた10番吉林選手に足裏で落としてこれをダイレクトシュートしてゴールを奪った。続く16分にも19番伊藤華選手が高い位置で奪ってミドルシュートをゴールに突き刺し、東京都選抜は前半の内に逆転に成功する。
逆転した事で硬さが取れてきた東京都選抜は後半に入り、ようやく本来のペースを取り戻してきた。スペースへ飛び出す形が何度か見られ、攻撃が活性化してきた。すると後半10分にゴール前で後ろ向きでボールを受けた15番伊藤果選手が反転右足シュートを決めて3-1。更に後半13分にも5番小出選手がゴールを決めて4-1と3点差をつける。押され気味の山梨県選抜は試合終了間際に右最後のキックインからのシュートパスを17番内田選手が体で押し込み1点を返すが、反撃もここまで。4-2で東京都選抜が勝利し、全国大会へ勝ち名乗りを挙げた。