<入替戦>
PRIDE ladies 0-4 Belli Ragazze/INFINI FC
<得点者>
12分 6番大島選手(Belli)
24分 5番木村選手(Belli)
35分 3番松浦選手(Belli)
40分 9番原選手(Belli)
東海女子フットサルリーグ残りの1枠を争うのは東海リーグ10位のPRIDE ladiesとDFUTに負けてこの日2試合目となるBelli Ragaze。奇しくも昨年の愛知県の入替戦と同カード。昨年はPKまでもつれ込み、PRIDEが土壇場で東海残留を決めた。(昨年度入替戦レポート)昨年の雪辱に燃えるBelliと東海での経験を見せつけたいPRIDEの戦いとなった。
両チーム引き気味に守備ラインを敷きながら、チームの攻撃コンセプトを実行する。フィクソとアラのボール回しからダイレクトで中央に構えるピヴォへパスを入れる事で一気に攻撃のスイッチを入れるPRIDE。対するBelliはフィクソ固定のパス回しからピヴォアラチェンジでサイド、特に右サイドの奥に起点を作り、空いたスペースに飛び込んでいく。得点が生まれないまま互角の展開が続いた前半12分、待望の先制点を奪ったのはBelli。ゴール前にロングボールを入れてクリアが不完全だった所を6番大島選手が頭で押し込み、1-0とする。ビハインドを背負ったPRIDEも素早いカウンターからシュートまで持ち込むがゴールは奪えず1-0Belliリードで前半を終える。
後半に入って徐々に優勢になってきたのはBelli。後半6分には右サイドを突破したBelli3番松浦選手からのシュートパスに5番木村選手がドンピシャのタイミングでスライディングシュートを決めて2-0とリードを広げる。リードしている事でBelliに余裕が出てきた事もあり、焦らずしっかりとパスを繋ぎ、押し込まれる場面でははっきりとクリアする等、状況判断ができている。その判断力が活きたのは後半15分、やや前からプレスしてきたPRIDEの守備に対してディフェンスの裏のスペースを埋めようとしていた前目に位置していたGKを見ていたBelli3番松浦選手が戻されたボールをダイレクトでゴールへロングシュート。このシュートが弧を描きながらゴールに吸い込まれ3-0と更にリードを広げる。前からプレスをかけるPRIDEも必死の反撃を見せるが、逆にBelli9番原選手の追加点で4-0となった所でタイムアップのブザー。Belliは昨年の雪辱を果たすと共に、結成4年目で念願の東海リーグ昇格を決めた。
<Belli Ragazze/INFINI FC代表庄司氏インタビュー>
- 勝利で東海リーグ昇格が決まりました。おめでとうございます。
庄司代表:ありがとうございます。
- 試合終了後思わず涙を流されていました。
庄司代表:そうですね、結成当時からの選手も途中で加入した選手もいますが、昨年1度チャレンジして叶わなかった東海昇格の目標、1試合目で負けて難しかったと思いますが、選手達が頑張ってくれました。
- 決定戦の相手は昨年と同じPRIDEでした。何か選手に鼓舞する言葉を伝えたのでしょうか。
庄司代表:同じ県内という事もあり、よく練習試合もしている間柄で多少やり辛い部分はあったと思います。でも1試合目で負けた事でできなかった部分、そして昨年の対戦でできなかった部分を一旦整理できた事で選手が集中して試合に臨めたのかもしれません。いつもロースコアで失点も重ねてしまうのですが、最後まで集中して走りきる事で無失点勝利ができ、1年間抱いていた悔しい気持ちを晴らす事ができました。
- 来季は東海リーグでの戦いが待っています。抱負をお聞かせ下さい。
庄司代表:今日も1試合負けていますし、簡単な戦いではない事は認識しています。また今までなかった長距離の移動や日程も含めて難しい部分もあると思います。しかしチャレンジャーとして下手を承知の上でチーム一丸で努力し、結果を残せるよう頑張りたいと思います。