1/22(金)に日本フットサル連盟のHPで地域女子チャンピオンズリーグの大会概要が発表されました。そして1/25(火)に組み合わせ及び対戦スケジュールが発表されました。
http://www.jff-futsal.or.jp/official/local_woman/
過去2回は地域リーグカップという名称でしたが、参加する地域が増えた事もあり、今回より大会名称が変更になりました。今回はプレリーグだった東北、北信越、そして開催の無かった四国以外の6地域の優勝チーム、そして昨年度優勝地域枠で関西に+1、開催地枠で東海が+1の6地域8チームが参加します。
参加チームは以下の通りです。
<北海道>※2回大会より参加
Safilva colmillo(2年連続2回目)
<関東>※初回より参加
SAICOLO(2年連続2回目)
<東海>※初回より参加
丸岡RUCKレディース:愛知県(2年連続2回目)
member of the gang ladies:三重県(2年ぶり2回目)
<関西>※2回大会より参加
arco-iris KOBE(2年連続2回目)
SWH Ladies Futsal Club(初出場)
<中国>※今大会より参加
Junjies FF MINERVA:山口県(初出場)
<九州>※2回大会より参加
Valenteea'10:鹿児島県(初出場)
1年目は2地域4チーム、2年目は5地域6チームと徐々に増加した事は嬉しい限りです。しかしこの地域リーグまだまだ環境が整っていないのが実情です。各地域リーグの状況をまとめてみました。
開催回数 | チーム数 | 試合数 | 試合時間 | 降格 | |
北海道1部 | 5回 | 6 |
10 ※2回戦総当たり |
30分 | 有 |
北海道2部 | 1回 | 10 |
9 1回戦総当たり |
24分 | 無 |
関東 (8都県) |
6回 | 8 |
10 ※1回戦総当たり+上位下位 |
40分 | 有 |
東海 (4県) |
10回 | 10 |
9 ※総当たり1回戦 |
40分 | 有 |
関西 (6府県) |
2回 | 13 |
8から10 ※2グループ内総当たり+3グループ |
30分 | 無 |
中国 (5県) |
1回 | 6 |
10 ※2回戦総当たり1日2試合 |
24分 | 無 |
九州 (7県) |
3回 | 7 |
6 ※1回戦総当たり |
40分 | 無 |
※独自の調査の為、相違点があればご指摘下さい。
地域の様々な事情がある為、試合時間や参加チーム数などに差があると思いますが、ここで注目していただきたいのは昇降格についてです。通常地域リーグの下に都道府県リーグがあって、各都道府県の優勝チームで参入戦や入替戦が、と思われると思うのですが、実は参入戦が無い地域もあるのです。また地域リーグに出場しながら府県リーグに出場しているチームもあります。地域リーグの上は地域女子チャンピオンズリーグが充実してきましたが、降格の無いリーグとなると競争原理が働かない事が予想されます。やはりリーグのレベルを上げるには成績を残せなかったチームは入替戦等のみそぎを受け、強いチームがリーグに残り、切磋琢磨してレベルの高い試合をしていく必要があると考えます。
都道府県リーグでも切磋琢磨できるのでは?実は県リーグが無い県も相当数あるのです。独自の調査ではありますが、プレリーグを含めたリーグ戦が無い県は17県にのぼります。リーグがある県でも感覚では4 - 5チームで行われている事が多いですが、地域リーグとのレベルの差は相当あるように感じますし、「正直地域リーグではやりたくない。」と口にするチームもあります。唯一都道府県リーグで強化ができるのは3部制ですべて昇降格のある東京都位ではないかと。となるとやはり地域リーグを充実させていく事が強化となるのではと思います。県リーグは普及の場として中高生やエンジョイでは物足りないけど上を目指してみたいチームでの構成が現実的ではと思います。
全国リーグが無い現状、地域リーグは日本のトップリーグであり、強化の場であると共にステータスであると思います。ここに所属していないと競技への本気度という面では評価され辛い事が予想されます。一方でこの地域リーグに昇格できなかった、また降格してしまった事でチームが消滅しているという事実もあります。例えば関東では昨年参入戦に出場したチームが昇格できなかった事で2チーム解散してしまいました。そしてかつて東海リーグから降格したチームが県リーグに参加していないという事象もあります。強化の場は地域リーグしかないとなった状況で現在のチーム数で良いのかという点もありますが、多くし過ぎても上と下が離れていってしまいます。
個人的な意見ではありますが、昇降格がありながら、地域リーグで強化をしていく為には北海道のように1部、2部ある事が良いのではと考えています。県リーグは普及の為の入口、地域リーグは強化の場所。チームを継続して強化を図るのであれば地域リーグへ所属する事でステータスとなり、チーム強化、継続の為のスポンサー等も得やすくなり、組織形成の素地ができるものと推測されます。なるべく各都道府県に1チームは地域リーグに所属していれば、そのチームに本気でやりたい選手が集まってきて強化も図りやすくなるという可能性もあります。問題としては体育館確保等の問題点もあるとは思いますが・・