府中アスレティックFC女子プリメイラ 3-1 TOCAR jugadoras新宿
<得点者>
1分 27番縄田選手(府中)
15分 5番七五三掛選手(府中)
24分 8番小室選手(府中)
26分 11番金田選手(TOCAR)
既に両チームの順位が決定しているが、今シーズンの都リーグ最終戦を良い形で終えようと試合前から気持ちが入っているように見えたこの試合、立ち上がりにいきなり得点が生まれる。前半1分左サイドでピヴォアラチェンジのマークミスを付いた27番縄田選手がGKとの1対1を冷静に決めて府中が先制点を奪う。引いて守るTOCARに対して府中はボールポゼッションを高めて攻撃を組み立てる。コンパクトに守るTOCARに対してライン間に降りるピヴォに対しては厳しく寄せる事で自由を与えず、守備の外でボールを回させられている感もあった。TOCARは開始直後に起きたピヴォアラチェンジもしっかりと修正してきたが、攻撃への意図がカウンターやロングボールに頼る部分が多く、単調さは否めない状況だった。
試合開始直後の1点だけで迎えた後半、またもやいきなり得点が生まれた。ディフェンスとGKの間に入ったパスに反応した府中5番七五三掛選手がGKと競りながらもゴールへ押し込み、2-0とリードを広げる。これで精神的にも楽になった府中は前半同様ボールポゼッションを高めるが、思い切りが出てきた事もあり、攻撃が有効に機能しだす。9分には左コーナーキックから2枚の門のディフェンスの外でダイレクトで合わせたシュートがファーサイドに決まり3-0と更にリードを広げる。しかし続く12分、TOCARは右コーナーキックから戻したボールをダイレクトでシュートパス。これに11番金田選手が合わせて1点を返す。この後、TOCARは積極的に1対1で仕掛けるなど、攻撃に出たが、府中が堅い守りでシャットアウト。府中が勝利で勝ち点3を加えて勝ち点17と伸ばして今季の都リーグを終えた。