第6回世界女子フットサルトーナメントに向けて大阪府内の施設でトレーニングを行っているフットサル日本女子代表は11/20(金)国内合宿3日目を迎えた。午前に攻撃戦術の確認を行い、午後は同志社大学サテライトとトレーニングマッチを実施。世界を想定し、体格でもスピードでも上回る相手に戦術を確認。最後はパワープレイも行い、得点も生まれた。また代表メンバー14名に加えて召集されたトレーニングメンバーの佐藤、江川両選手も存在感を見せ、次回正式メンバーへ召集の可能性も充分有り得るプレーを見せていた。
この日で国内合宿は終了し、開催地グアテマラへ向かう。初戦の相手は開催地グアテマラ。日本時間の25(水)11:00キックオフの予定。現在の所、ネット放映等の情報は無いが、悲願の予選リーグ突破に向けて選手スタッフ一丸となって戦う。
<フットサル日本女子代表在原監督インタビュー>
- 世界女子フットサルトーナメント前の国内合宿3日目となりました。AFCに向けて作ってきたチームと戦術的な変化があるのでしょうか。
在原:当然相手が”世界”となる為、ギアが一つ上がります。アジアでは求められなかった場面の比率が上がるので、いろんなシチュエーションに備えるという意味ではAFCの時とは変わってきています。
- 具体的にはどのようなシチュエーションが増えてくると想定していますか?
在原:マークチェンジを行いながらのプレスを回避する機会が増えてきますし、相手がボールを保持する時間も当然長くなります。自分達がボールを持ちたい場面で持てない、逆に相手がボールを持ちたいけれどいかに自分たちがボールを持つ、ポゼッションを奪う為のポゼッションという事も戦略上必要となってきます。2014年から新しいチームに生まれ変わってイノベーションが起こり、メンバー間でも積み重ねができつつある中、新しい選手、コンディションの良い選手が加わっており、次のステージの準備をしているという状況です。
- 初戦がグアテマラ、次スペイン、ロシアの順に対戦します。いろんな意味でスペイン戦がキーになるのかなと思っていますが
在原:すべての試合である意味いろんな別れ道があるかと思っています。大きいのはグアテマラとロシアという過去に勝利した相手と試合ができるという事は勝ち点6が非現実的な目標ではないという認識ができる事が大きいです。ただスペインにはインプレーで得点を奪った事はなく、今までもほとんど対抗できておらず、成長を測るという点ではポイントになるとは思います。現実的にベスト4を目指しているのでまずは初戦グアテマラ戦が大切ですし、リベンジを狙っているロシアに再度勝利できるかという点でも1、3戦目は非常に大切です。その為にも2戦目でどういう戦いができるかという点でも大事な試合になります。
- ズバリ、予選突破の確率は!
在原:数字ですか?(はい!)50%かなぁ・・・。正直3連敗のあり得ると思いますが、2勝も充分可能性があります。直近にAFCがあった事も大きいと思います。各国の準備とは比較にならず、直前合宿も充分な期間とは言えませんが、AFCがあった事でチームとしてのベースはできているのでベスト4を宣言した状況で良い方向に進んでいければと思います。
<櫻田選手、藤田選手インタビュー>
- お二方とも代表初招集となりました。初めての代表はいかがでしょう
櫻田:皆さん声をかけてくれるので早く溶け込めるよう積極的にコミュニケーションを取るようにしています。
藤田:皆さん優しくてなじみやすい雰囲気を作ってくれています。経験者が引っ張ってくれるので非常にやりやすいです。
- 代表での戦術はかなり特殊だなという印象があります。実際にプレーしていかがですか?
櫻田:頭フル回転という感じです(笑)全部が新鮮で、所属チームは人数も少なく、人数的にもこういった練習ができないのですが、非常に楽しいです。
藤田:日本選抜(※前回トリムカップ)の時と同じメニューもありますが、一歩レベルアップしたメニューもあるので、すごく新鮮です。早くスピードに慣れたいなと思います。
- 今日で国内合宿を終えてグアテマラでの世界女子トーナメントに挑みます。アピールポイントがあればお聞かせ下さい。
櫻田:突破力を評価していただいての召集だと思うので、チームの武器として、コマとして貢献できればなと思います。
藤田:監督からディフェンスを重視して欲しいと言われているので、練習で言われた事を実践したいと思います。