NASPA四日市レディース 0-2 Futsal Clube UNIAO Ladies
得点者:7分10番武藤選手(UNIAO),24分14番巽選手(UNIAO)
昨季2位と過去最高位を手に入れ、更に今季多数の新加入選手を手に入れたUNIAOと参入戦を経て東海残留を決めたNASPA。前半UNIAOは前からプレスをかけ、ショートカウンターからチャンスを作る。ポゼッションを行った際はクワトロでライン間を使い、更にヘドンドベースで回す時間もあり、戦術的にもはっきりと攻撃の意図が読み取れる。NASPAは前からのプレスに苦戦しながらも左サイドでは一気に裏へボールを供給し、右サイドの場合はワンツーを駆使してプレス回避を図る。先制点は前半7分、NASPA陣地に入って更にパス回しを行うと思いきやUNIAO10番武藤選手がゴールから15m付近で意表を突いて放ったロングシュートが決まりUNIAOが先制点を奪う。その後もUNIAOは多彩なボール回しから攻撃を組み立てるが、前半途中に8番森本選手が負傷退場。攻撃の核を失ったUNIAOは試合を優勢に進めながらも追加点を奪えない。NASPAもなかなか攻撃が組み立てられず前半はシュート3本と数字にも表れていた。
後半に入ってNASPAは5番小野選手にボールを集め、抜群のキープ力を生かして前線での起点を作り、積極的な押し上げを図る。サイドからの突破も増え、前半とは変わって攻撃の時間が増えてくる。しかし後半4分、右サイドで得たコーナーキックからUNIAO14番巽選手がミドルシュートを突き刺し2-0とNASPAを突き放す。しかし後半UNIAOはポゼッションは高いもののシュートを放つ場面が少なくなる。NASPAが守備ブロックをコンパクトにし、体を張りながらボールを奪ってから一気にカウンターに出ていく事も多く、ボールを失う事に過敏になった事もあったかもしれない。それでもUNIAOはボールポゼッションで上回り、NASPAの攻撃をしっかりと守りきり、UNIAOが開幕戦で勝ち点3を手に入れた。