VEEX TOKYO Ladies 1-0 TapaZida
得点者:15番小出選手(VEEX)
優勝候補に挙げられながら、共に開幕戦を落とした両チーム。優勝を狙う意味では引き分けの勝ち点1ではなく、勝ち点3が欲しい所。試合開始直後、前からプレスをかけるVEEXが主導権を握る。すると前半2分、ゴール前でディフェンスを背負ってボールをキープした5番伊藤選手の背後に走り込んだ15番小出選手にヒールで流すとGKとの1対1を制し、VEEXが先制点を奪った。引いて守るTapaZidaはパスカットから一気にカウンターをしかけてチャンスを作るが、単発の攻撃に終わる事も多く、試合の流れを変えるまでには至らない。それでも徐々にポゼッションを高めるTapaZidaだったが、少し選手間の距離が長いのか連動性に乏しく、ボールタッチが多いように感じスピード感が感じられなかった。
後半5分、突然観客席が騒ぎ出す。地震が発生し、一旦試合が中断。気を取り直して再開した試合は一進一退の展開となる。ポゼッションはほぼ互角。VEEXはピヴォを使い攻撃を組み立て、TapaZidaはピヴォアラチェンジを両サイドで行い、深い位置で起点を作ろうとする。両チーム共に細かい交代で試合の流れを引き寄せようとするが、結局最後までスコアは動かず、1-0と最少得点差でVEEXの勝利。貴重な勝ち点3を手にした。