PRIDE Ladies/futsal arena 1-1(PK2-1) Belli Ragazze
得点者: 11分17分木村選手(Belli) 18分8番川上選手(PRIDE)
東海女子フットサルリーグ入替戦(愛知県)は東海リーグ8位のPRIDEと愛知県リーグ優勝のBelli Ragazzeの対戦。20分ハーフのプレイングタイムと東海リーグ同様の時間で開催。引き分けの場合は延長、そしてPKまで持ち込み勝敗をつけるレギュレーション。
試合序盤から互いに引いてパスを中心にゲームを組み立てる。PRIDEは後ろ3枚を固定しパスを回し、タイミングを見計らってフィクソが抜けて攻撃のスイッチを入れる。Belliは後ろ3枚で流動的に回し、守備のギャップを作りダイレクトでピヴォへ当てる意図が見れる。両チーム共に引いて守備ブロックを作っており、単発的な攻撃が多かったが、徐々に流れを掴んできたのはBelli。意図のあるピヴォ当てが効果的で前線へ押し上げるとキックインからもシンプルにシュートを放ち、ゴールに迫るシーンを多く作り出す。しかしPRIDEもしっかりと守備で対応し得点は許さず、0-0のまま前半を終了した。
後半の立ち上がりペースを掴んだのはPRIDE。パス中心に見えた攻撃にドリブルを多く加える事で徐々に攻撃が活性化。得点は奪えないものの、前半に比べチャンスが増えてきた。しかしゲームは一進一退でお互いチャンスはあるものの決める事ができない。ようやくスコアが動いたのは後半11分4番大島選手の突破をペナルティエリアでファウルしたという判定でPKが与えられるとこれを17番木村選手が確実に決めてBelliが待望の先制点を奪う。意気上がるBelliが試合のペースを握りPRIDEは徐々に攻撃が停滞してくる。しかし後半18分、PRIDE8番川上選手がディフェンスに詰め寄り、ゴール前でボールを奪うと素早く体を倒しながらのシュートがゴールを奪い、土壇場で同点に追いついた。
試合は同点のまま前後半5分の延長戦に突入。さすがに疲れも見え始め、足が攣る、そして接触で倒れ込むなど死闘の様相を呈してくる。延長戦でも決着がつかずPK戦に突入。両チームともに1人目が外す展開となったが、その後Belliは2人目もPKを外したのに対して2人が確実に決めたPRIDEがPK戦を制し勝利。PRIDEが東海リーグ残留を決めた。