2015年3月6日(金)から8日(日)にかけてスペインのマドリード郊外の2都市で行われる第1回国際女子フットサルトーナメント「シエテ・エステレーリャス」が開催され、日本から関東女子フットサルリーグのForest ANNEXが参加します。
http://www.esjapon.com/ja/siete-estrellas-6615
国内のクラブチームが海外遠征するという事は珍しい事ですが、過去には1999年と2000年にパラレッズ世田谷が日韓親善フットサル大会で韓国へ。2002年、2003年にパラレッズ世田谷、2004年にGALO FC TOKYO LADIESがCOPA JAL国際大会参加の為にブラジル遠征を実施。2007年から2010年まで全日本を制したFUNレディースがポルトガルで行われた「nations cup」に参加し、各国の強豪と凌ぎを削りました。当時FUNレディースは全日本で優勝する事は通過点であり、海外の強豪と戦う事を視野に入れてモチベーションを高めていったようです。全日本5連覇の偉業の裏には海外遠征の経験があった事も容易に想像できます。また、2011年にはUAEで行われた「The 15th Armed Forces Officers Club Open Sports Championship」にBardral浦安Las Bonbitasが参加し海外遠征での国際試合を経験しました。私の記憶や調査が正しければ、国内クラブにおける海外遠征はそれ以来になるはずです。
何のスポーツでも当てはまる訳ではないですが、女性の場合、身近な強化策として男性と試合を行うという方法があります。しかし異国の地での試合、体格の違う相手、言葉の通じない審判、仲間との団体行動等、国内では経験できない貴重な体験ばかりです。きっとForest ANNEXは来季の関東リーグでこの経験を活かしてくれるものと思います。
今回の海外遠征は日本サッカー協会、東京都サッカー協会などの協力の下で実現したようですが、当然の事ながら資金面では大きな負担を強いられます。しかしチームは資金獲得の為にゲーム会を開催し、手作りミサンガ等を販売するなどして資金調達を行ったようです。海外遠征を実現させる為の資金調達の工夫やアイデア、そして選手、関係者の情熱は本当に素晴らしいものだと思います。
各サッカー協会等の協力、資金の問題等もあり、簡単な事ではありませんが、クラブ単位で海外遠征、できれば国際大会への参加を模索してみてはいかがでしょう。そして日本でも国際大会が開催されるようになり、より多くのチームが国際経験を積めるようになると嬉しいですね!