【関西リーグ優勝決定戦】
arco-iris KOBE 9-4 SWH Ladies Futsal Club
得点者:3分19番若林選手(arco),6分9番関灘選手(arco),7分14番坂田選手(SWHL),11分19番若林選手(arco),13分9番関灘選手(arco),17分9番関灘選手(arco),20分12番春山選手(arco),21分井野選手(arco),21分15番網城選手(SWHL),22分9番関灘選手(arco),23分10番江口選手(SWHL),27分14番坂田選手(SWHL),27分12番春山選手(arco)
今季より設立された関西女子フットサルリーグは13チームをA,Bの2グループに分けて総当たりリーグ戦を行い、同一順位同士で決定戦を行う。Aグループ首位は全日本2連覇のarco-iris KOBE。そしてBグループ首位はそのarco-iris KOBEに最も手強い相手と言わしめるSWH Ladies Futsal Club。この日PIMA CUPの関西大会の後、に行われる優勝決定戦は兵庫県の西宮スポーツセンター中央体育館で兵庫県勢同士の決定戦となった。
試合前に阪神淡路大震災の黙祷の後にキックオフされたゲームは試合開始直後からエンジン全開。前からプレスをかけて主導権を握るarcoに対してボールを回したいSWHLは思うように攻撃を組み立てられずややarco優位か。SWHLも徐々に対応し、攻撃をしかけるが、逆に3分にarcoは19番若林選手が左サイドを突破し左足でミドルシュート。GKがはじいた所を押し込み、arcoが先制。続く6分にも自陣からカウンターで駆け上がった19番若林選手がファーサイドに詰めてきた9番関灘選手へラストパス。これを難なく押し込んだarcoが2点差とリードを広げる。ボールポゼッションは徐々に高くなったものの連続失点したSWHLは、7分に左サイドのパラレラから抜け出した14番坂田選手が右足トゥーキックをゴールネットに突き刺し、1点を返す。勢いづくSWHLは細かいパスを回しながら徐々にペースを掴む。しかし11分またもやarcoのカウンターが炸裂。自陣から19分若林選手が独走しGKとの1対1を制して3-1。更に13分にもシュートのこぼれ球に反応した9番関灘選手がゴールを奪い3点差をつけ、前半を折り返した。
ハーフタイムでスペースについての指示があったSWHLは反撃を試みるが、後半2分9番関灘選手がピヴォの位置でゴールを背に受けてからの反転左足シュートが決まり5-1。5分にも右サイドを突破した12番春山選手がゴールを決めて6-1。6分にゴール前混戦でボールを奪った6番井野選手が左足トゥーキックを叩き込み7-1とリードを広げる。それでも6分にSWHL15番網城選手がコーナーキックの流れからダイレクトシュートを決めるとまた一気にSWHLが活気を取り戻す。7分に再び9番関灘選手の得点で8-2とされるが、5番奥村選手をGKにしてパワープレイを開始。カウンターから10番江口選手のゴールが決まり、その後パワープレイは止めたものの、チャンスを次々とチャンスを作り出す。ここに立ちはだかったのは途中出場したarcoのGK1番古市選手。決定機を何度も防ぎ、SWHLに傾きかけた流れを食い止める。12分にSWH14番坂田選手のゴールで8-4となるが、直後にarcoもカウンターから12番春山選手のゴールで9-4としてタイムアップ。初代関西女王を決める優勝決定戦はarco-iris KOBEが勝利した。
<arco-iris KOBEキャプテン関灘選手インタビュー>
- 関西リーグ優勝おめでとうございます。
関灘:ありがとうございます!
- 前半から試合を優位に進めていた印象があります。
関灘:コートがすべっていたのであまりうまくいきませんでしたが、良いタイミングで点が入ってくれました事が良かったと思います。
- ライバルSWHLとの対戦はいかがでしたか?
SWHLとの試合の時はいつも失点が多くなってしまいます。今回は多く点が取れたので勝てましたが、こんなに失点していたらダメだと思います。
- SWHLとやる時に失点が多くなる要因は何でしょう?
関灘:ゲームを組み立てる相手に対してディフェンス力が無いのかもしれません。ただそれだけではなく、個人の能力が高いという事もあると思います。
- 今日の勝利で地域女子リーグカップに出場できる事になりました。意気込みを聞かせて下さい。
関灘:全日本優勝しているので是非優勝を狙いたいです。噂では優勝すると優勝枠で関西出場枠が増えるという事を聞いたので、是非優勝して関西枠を増やし、来季は同じ兵庫県のライバルであるSWHLと共に出場して頂点で戦えるようになりたいです。