【試合レポート】第5回世界女子フットサルトーナメントフットサル日本女子代表vsポルトガル代表 - 女子フットサル|PANNA-FUTSAL

【試合レポート】第5回世界女子フットサルトーナメントフットサル日本女子代表vsポルトガル代表

2014年12月11日 14:20

【予選グループA】

フットサル日本女子代表0-4フットサルポルトガル女子代表

 

 注目の先発はGK16番佐藤選手(gang)、FPが4番春山選手(arco)、9関灘選手(arco)、10番中島選手(Burela:スペイン)、11番藤田選手(arco)の布陣。序盤から積極的にプレスをかけ続ける日本に対してポルトガルが自陣から出られない時間が続く。ロングボールを駆使してディフェンスの裏を狙うが、GK16番佐藤選手が思い切って飛び出し、スライディングをしかけるなどしてカバー。士気も上がり、良い時間帯が続く。日本は思い切ったミドルレンジから惜しいシュートを放ち攻勢に出るが、大切な先制点は前半5分ポルトガルが奪う。ディフェンスの裏へ抜け出たポルトガル6番モルガドのシュートをゴール前のポジションに戻りながらGK16番佐藤選手がキャッチした場面でハンドという判定で直接フリーキックを与えると、ポルトガルは2人の関係からのシュートでゴールを陥れた。しかし微妙な判定だった事もあり、試合特有のアクシデントと理解したのか日本選手の動きは変わらず、プレスをかけ続けてボールを奪い、ボールポゼッションを行い、密集から素早い判断からダイレクトなどを使ってスペースへと展開していく。互いの持ち味を出した前半は0-1のスコアで終えた。

 後半に入ってポルトガルは明らかにスイッチが入っていた。ラインを更にあげてプレスをかけてきた。日本は絶え続けながらも一気にカウンターに持ち込む等、スピーディーな展開が続く。しかし後半4分日本はプレスを掻い潜りワンツーで中盤を抜けようとしたパスをカットされ3-2の数的振りを作られ、追加点を奪われしまう。更に直後にも左サイドでボールを奪われると10番アントゥネスが切り替えしてからの左足ループシュートがゴールに吸い込まれ一気に3-0とされた。後半6分にも日本のDFラインがハーフライン付近で横に並んだ所を見逃さなかったポルトガルがゴール前のスペースへ出したダイレクトループパスを冷静に押し込み4-0と更に点差を広げられてしまう。それでも日本は国際試合特有の国内の試合とは違う激しいチャージにも負けじと立ち向かい、前半ほどではないものの、プレスをかけ続け、ポルトガルに自由にさせない。途中デジタイマーの故障というハプニングもあったが、集中力を切らさずに戦い続け、終盤には15番園田選手(京都精華)をピヴォに置いて攻め立て、ポストを叩くなど惜しい場面はあったが、得点は奪えずに試合終了。スコアは開いたものの、今までとは違うフットサル日本女子代表を感じさせる試合となった。

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<在原監督インタビュー>

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 -  初戦ポルトガルに対して0-4の敗戦となりました。

在原:スコア上は今までと変わらなかったのでとても悔しいですし、選手があれだけのプレーを見せてくれただけに監督としての責任を感じています。ただまだ1試合終わっただけで、同等との相手との明日、明後日の試合も残っており、セミファイナルへ行く可能性はいくらでも残されていると思っています。スコアは確かに開きましたが、今までのフットサル日本女子代表の戦いの中では最も世界と対等に渡りあえたと客観的に言えるだけのゴールチャンスやボール支配率という数字は残せたと思います。意図的に主導権を握って状況を作ろうとする部分に関して言うと日本とポルトガルは対等な試合を戦ったと思います。後半の立ち上がりのポルトガルがアクセルを踏んできた時間帯、1stセットが長くコートにいた際に守備の強度が落ちてきて選手を交代せざるを得ない状況において追加点を与えてしまい、やはりこの2点目が決定的な得点だったと考えています。それでもその後、選手がリズムを取り戻し、また日本がプレスをかけてそれをポルトガルがロングボールで回避し、そして日本はボールを保持してゴールへ迫っていくというフットボールサラらしい試合ができたという事は、結果とは別に選手自体も手応えを感じていると思います。また明日に向けてリセットして臨めるだけのコンディションにあると思いますので、明日の試合期待していただきたいと思います。

 -  前半プレスも機能し、ボールをキープできる時間が長かったと思います。後半セットの組み方を少し変えてきたのは何か意図があったのでしょうか

在原:後半はやり方を変えたのでセット組を変えました。試合の中では5、6回くらいの戦術変更があったので、コンディションの良い選手、そのやり方に叶った選手は大会前のトレーニングやトレーニングマッチを通じて選手達も共通理解ができていましたし、誰が出ていればどのような意図があるかという事は全員が理解して戦っている事なので、うまくいかなかったから変更したという事よりもポルトガルの戦い方を見てゴールを奪う可能性を探る為に先に戦術変更を行い、それに伴ってセット組が変更したものです。

 -  ポルトガルの良さを消せた時間帯というのはどの位あったと考えていますか?

在原:後半の立ち上がりの7分を除けばほぼ日本のペースだったと感じています。ただ試合が決まるのはその7分のスコアが全てですし、最終スコアの為に戦っているので内容は日本が良かったというつもりはありません。ただ今までは最終スコアを戦う以前に日本が対等に戦える時間が非常に短かったので、これだけの変化を見せたというのは今までとは違う部分だと思います。

 -  明日の試合期待していいます。

在原:はい、是非期待して下さい。

第5回世界女子フットサルトーナメント特設ページ

 

 

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