FFC Estrela NOVO川口 2-3(延長) Aventura Kawaguchi
得点者:2番廣田選手(Aventura),11番世間瀬選手(Estrela),8番日景選手(Aventura),9番足利選手(Estrela),21番多田選手(Aventura)
くしくも埼玉県第1代表の座を争う事になった川口を本拠地にする両チーム。埼玉県は決勝戦を行わず、勝利した方が第1代表とし関東大会に出場する事ができる。両チームは関東女子フットサルリーグの開幕戦で対戦し、この時はEastrelaが2--1と川口ダービーを制している。この試合、Estrelaは8番大澤選手不在、AventuraはGK1番田中選手が不在という布陣での決定戦となった。
立ち上がりからアグレッシブに前プレをかけるAventuraがやや優勢。すると前半5分EstrelaのパスカットしたAventura2番廣田選手がGKとの1対1を絶妙なループシュートで流し込み、Aventuraが先制する。しかしEstrelaもすぐに右サイドからの突破からの折り返しを11番世間瀬選手が押し込み同点に追いつく。試合は一進一退で進み、互いにチャンスはありながらも決める事ができず同点でハーフタイムを迎えた。
後半に入っても前プレを続けるAventuraは中盤でボールを奪い左サイドへ展開。11番青山選手の角度の少ないながらも放った左足のシュートをGKがかろうじてはじくが、詰めていた8番日景選手が冷静に流し込み勝ち越しに成功する。試合終盤になっても運動量の落ちてきた両チーム。このまま終了するかと思われた後半残り20数秒、自陣FKからのボールをディフェンスの裏に走り込んだEstrela9番足利選手がスーパーゴールを決め、土壇場に同点となり、延長戦にもつれこむ事となった。
延長戦はまさに死闘。前日、そして前後半を戦いぬいた事で両チーム共に疲労は蓄積され、最後の力を振り絞り各所で体をぶつけ合いながらボールを奪い合う。延長前半をスコアレスで終え、PK戦が頭をよぎった後半残り約2分、左サイドを突破したAventura2番廣田選手がシュート。GKがはじいた所を詰めていた21番多田選手が左足ボレーで押し込みAventuraが3度目の勝ち越しに成功する。この後、猛攻を見せたEstrelaだったが、Aventuraはリスクを避ける戦い方でタイムアップのブザーまで守り切った。Aventuraは川口ダービーを制すると共に、初の関東大会進出を決めた。