諸般の都合で取材を断念した第4回全日本女子ユース（U-15）フットサル選手権は大阪府のFCヴィトーリアが初優勝を決めました。この大会、JFATVで予選リーグと準決勝のハイライト動画と決勝戦はフルタイムの動画が見れますので是非見てみて下さい。
http://www.jfa.or.jp/match/matches/2014/0113u15_futsal/womens/jfatv.html
この動画を見る限りですが、FCヴィトーリアは良いチームですね。3-1のシステムでちゃんとボールをつなごうとする意識の高いチームでした。特に良いなと思ったのは速いパスとダイレクトの使い方。認知、決断、実行いずれもレベルの高いチームでした。FCヴィトーリアの皆さんおめでとうございました。この年代でもリーグ戦に出場する事ができます。是非有志を募って社会人と一緒のリーグ戦に出場してみるのはいかがでしょう。きっとサッカーにも役立つと思います。
さてこの大会の出場チームを調べていく中で優勝したFCヴィトーリアも2013年夏に行われた全日本女子ユース（U-15）サッカー大会に出場しています。中学生を中心としたこの年代はサッカーチーム数が少なく、サッカーを続けなくなってしまうという事は良く聞く話です。指導者講習の時にもしきりに言われています。JFAのHPで今年の各地域の予選の出場チームが掲載されていましたのでピックアップしてみます。
＜第18回全日本女子ユース（U-15）サッカー選手権出場チーム数＞
※フットサルでなくサッカー
北海道地域：13
東北地域：25
関東：100
北信越地域：22
東海地域：34
関西地域：24
中国地域：17
四国地域：14
九州地域：40
合計：289チーム
【参考】全国の中学校数：10,864校（平成21年度調査）
この数字を単純に47都道府県で割ってみると各都道府県に平均6.14チームしかない事になります。聞いてはいましたが、改めてこの数字を見ると確かにサッカーをやる環境が無いんだと愕然としました。やはりここはフットサルの出番ではないでしょうか。少人数でできるフットサルは11人揃わなくてもできますし、同年代はもちろん、大人の公式戦に出場する事もできます。
実際に丸岡RUCKレディースは若い年代でも社会人の公式戦やリーグ戦に出場していますし、14歳でフットサル日本代表に選ばれている北川選手というモデルケースもありますね。スモールフィールドで「認知」「決断」「実行」を養い、高校生になって改めてサッカーのできる環境に戻るのも良いと思いますし、そのまま社会人のフットサルチームに所属するのも良いと思います。現在社会人チームでも中学生や高校生の受け入れに積極的なチームもあるようですが、女子サッカーの為にも、女子フットサルの為にも若い年代に目を向けてみるのはいかがでしょうか。その為にも指導者の質が問われますね。PANNA-FUTSALにメンバー募集掲載を依頼する際は是非「中学生、高校生大歓迎！！」と一言書き添えて下さい（笑）
