得点者:8分15番伊藤選手(TapaZida)
この日TapaZidaはGK1番松尾選手、6番小熊選手が不在で8番澤田選手も怪我で欠場となり、試合開始時はベンチ入り6名と厳しい状況で、GKは12番渡辺選手が先発した。
試合はピヴォに起点を作りたい府中がボールを回し様子を伺い、TapaZidaも無理して攻めずにポゼッションを高めようとする意図が見える。先制点はTapaZida、前半8分、左サイドパラレラで抜けた15番伊藤選手が左足のシュートモーションから切り返して、右足インフロントでファーサイド上へ流し込んだ鮮やかなゴールで先制する。府中はポゼッションは高いものの、良い形で前へ進めず、決定機をなかなか作り出せない。逆にTapaZidaはチャンスこそ少ないものの積極的に仕掛けて思い切りのある攻撃ができている。
後半に入る時にGK1番松尾選手がベンチ入りに間に合った。交代するかと思われたが、ベンチは12番渡辺選手を続投。この起用に応えるようにGK12番渡辺選手が奮起。ファインセーブ連発を見せ、そしてその気迫に応えるように集中した守備を見せるTapaZida。府中はポゼッションさせられているようにも見え、時折見せるTapaZidaのカウンターの脅威にさらされる場面も見れた。結局試合は、1点を守り切ったTapaZidaが府中を零封。試合終了後にGK12番渡辺選手に駆け寄るTapaZidaの様子が印象的だった。