<準決勝>
VEEX TOKYO Ladies 2-2(PK2-3) CAFURINGA BOYS東久留米 得点者:2分11番八巻選手(CAFURINGA)、4分9番豊田選手(CAFURINGA)、13分9番四宮選手(VEEX)、17分9番四宮選手(VEEX)
[PK戦]
VEEX ○ × × ○ ×
CAFURINGA × ○ ○ ○ -
東京都大会の準決勝でも顔を合わせた両チーム、その際はPK戦迄もつれこみVEEXがPK戦を制して関東大会を決めた。この試合、CAFURINGAはGKに7番秋山選手を起用。元なでしこJAPANの経歴を持つGKにこの試合を託した。立ち上がりの開始2分、CAFURINGAは右サイドからのシュートをGKがはじくと、これを11番八巻選手が素早い反応でダイレクトで押し込み、CAFURINGAが先制点を奪う。更に4分に自陣から4番鎌倉選手がディフェンスの裏へ走り込んだ9番豊田選手へループパスを通すと、冷静なトラップからボレーで流し込み前半の内に2点差を付けた。VEEXはポゼッションは高いもののフィクソがボールを持った時に果敢にプレスをかけるCAFURINGAに苦戦しなかなか、良い形でゴール前へ攻め込めない。時折ミドルシュートも放つものの、単発的な攻撃となっていた。
後半に入り、9番四宮選手、10番吉林選手、14番青山選手、15番小出選手のいわゆる代表セットを組んできたVEEXは後半2分、10番吉林選手のシュートのこぼれ球を9番四宮選手が押し込み、1点を返すと5分にも同じような形で9番四宮選手がゴールを決め、とうとう同点に追いついた。負けたくない両チームはフィールドプレイヤー5人程で交代を繰り返し一歩も引かない姿勢を見せる。相変わらずVEEXの方がボールポゼッションは高かったが、GK7番秋山選手が鋭い反応と抜群の間合いでシュートをシャットアウトし、逆転を許さない。CAFURINGAはシンプルな戦い方を見せ、チャンスと見るやGKからのロングスローで一気にチャンスを作り出していた。
前後半を終えて2-2のタイスコアで前後半5分ずつの延長戦へ。それでも決着は付かず、東京都大会同様PK戦へもつれこんだ。ここでVEEXはPKストッパーのGK2番新海選手が登場。3月の都カップ、8月の都大会でも2番新海選手の起用で勝利を導いている。その2番新海選手がCAFURINGAの一人目を止めたが、VEEXは2,3人目を決められずCAFURINGAがリードする。4人目にCAFURINGAはGKを1番渡辺選手へ変更。その1番渡辺選手が5人目をシャットアウト。PK戦を制したCAFURINGAが決勝進出を決めると共に全国へ勝ち名乗りを上げた。