<グループD>
Amaralo/峰FC(栃木県)
SAICOLO(埼玉県第1)
CAFURINGA BOYS東久留米(東京都第3)
Amaralo/峰FC 1-0 SAICOLO
得点者:20分8番工藤選手(峰)
死のグループと目されたDグループは昨季まで関東リーグに所属し、全日本女子フットサル選手権で準優勝の経験もある峰と全国初出場を目論むSAICOLOの試合は、見応えのあるゲームだった。堅い守りをベースにしっかりとパスを回して攻撃の機会を伺う両チームはリスクを考慮しながら戦った事もあり、なかなか決定機を作れずにミドルシュート中心となっていた。前半を0-0で折り返した後半、ドリブル突破を試みるシーンも多くなり、激しくぶつかり合うシーンも多くなってきた。後半8分、得点はシンプルな形だった。右サイドコーナーキックからの落としをチョンドンで8番工藤選手がシュートを放つとここしかないというニアサイド上を抜けてゴールが決まり、峰が待望の得点を奪う。すぐにSAICOLOがパワープレイを行うが、得点を奪えず、峰が1-0のまま逃げ切った。
SAICOLO 2-0 CAFURINGA BOYS東久留米
得点者:11分6番木原選手(SAICOLO)、23分12番堀田選手(SAICOLO)
以前CAFURINGAに所属していた選手がいるSAICOLOは負けたくない相手であり、負けると決勝トーナメントに進出できなくなってしまう。SAICOLOは仕事を終えた14番北本選手が駆け付け出場可能に。これに勇気づけられたかSAICOLOが優位に試合を進め、11分に6番木原選手が14番北本選手とのワンツーで抜け出してからの左足シュートが決まり、先制点を奪う。後半に入り、1-0とリードしている場面からSAICOLOは8番高橋選手をGKにしてパワープレイを開始。このパワープレイから12番堀田選手がゴール前で合わせるだけの狙い通りのシュートが決まり、2-0とリードを広げる。この後、SAICOLOはパワープレイを止め、GK1番内田由選手に戻す。この後CAFURINGAが猛攻を見せるが、ゴールを割らせず、SAICOLOが勝利。1勝1敗得失点差+1、総得点2で予選リーグを終えた。
Amaralo/峰FC 2-7 CAFURINGA BOYS東久留米
得点者:2分6番芝原選手(CAFURINGA)、4分9番豊田選手(CAFURINGA)、7分9番斎藤選手(峰)、8分6番芝原選手(CAFURINGA)、18分4番鎌倉選手(CAFURINGA)、20分オウンゴール(峰)、21分4番鎌倉選手(CAFURINGA)、22分6番芝原選手(CAFURINGA)、23分5番中村選手(CAFURINGA)
峰は引き分けでは得失点差でSAICOLOに並ぶものの、2点以上奪った上での引き分けでないと準決勝進出とならない為、勝利を奪いたい。CAFURINGAは絶対絶命、4点以上を奪った上で3点差をつけないと勝ち抜ける事ができない。とにかく得点を狙わなくてはならないCAFURINGAは前半2分に6番芝原選手、9番豊田選手の得点で勢いづくが、峰も7分に斎藤選手の得点で1点を返す。前半はCAFURINGAが1得点を加えて3-1で折り返す。このままではSAICOLOを上まれないCAFURINGAは後半6分に4番鎌倉選手の得点で4-1とするが、峰も後半8分にオウンゴールで得点し4-2としてこの時点ではまだSAICOLOが準決勝進出の権利を持っている。注目された次の点はCAFURINGA。国反9分に4番鎌倉選手の得点で勢いに乗り、続く10分、11分にも追加点を奪ったCAFURINGAが峰の反撃を振り切った。グループDは1勝1敗で並んだ3チームの内、得失点+5としたCAFURINGAが、死のグループを制して準決勝進出を決めた。