<3位決定戦>
VEEX TOKYO Ladies 0-1 Forest ANNEX
得点者:22分4番石鍋選手(ANNEX)
東京都大会の決勝で対戦し2-0とVEEXが勝利したこのカード、その時と同様にVEEXが試合の主導権を握る。序盤からボールに対するプレスを厳しくし、マイボールにすると素早いパス回しでANNEXの守備の隙を伺う。ANNEXは守勢に回りながらも、集中してコンパクトに守り、カバーリングを心がけて決定機を許さない。ANNEXもシンプルな形からシュートに持ち込み、フィニッシュへの積極性が見られた。一方でVEEXはボールをポゼッションしながらもシュートはやや少ないようにも感じた。
スコアレスで迎えた後半もVEEX優勢。良い形でシュートまで持ち込みたい為、守備を翻弄して縦パスを入れたい所だが、ややボールを持って考える場面もあり、ANNEXが守り慣れてきている様子も見えてきた。ポゼッションはVEEXが70%近くあったはずだが、一瞬の出来事で得点が生まれた。自陣でANNEX6番宇津木選手がパスカットするとディフェンスのギャップの4番石鍋選手へパス。一旦戻して攻撃を組み立てると思いきやターンして前へドリブル。切り替えが遅れ、数的不利を嫌い寄せてきたVEEXディフェンスに対して右サイドを上がってきた12番宮坂選手とのワンツーで抜けると4番石鍋選手がGKより一瞬早くボールに触り、ボールはゴールへと転がって言った。この時残り時間は1:34を指していた。VEEXは9番四宮選手をGKにしてパワープレイを開始。しかし集中を切らさずに守ったANNEXがこのまま逃げ切り、悲願の全国大会出場を決めた。