得点者:12分3番関根選手(BORBOLETA)、18分3番関根選手(BORBOLETA)、21分19番丹治選手(ANNEX)、25分14番半田選手(ANNEX)、29分4番石鍋選手(ANNEX)
現在2位に付けるANNEXと上位リーグ進出の為にも負けられないBORBOLETAの戦いは序盤から見応えのある展開となる。前からプレスをかけるANNEXに対してBORBOLETAはボールを持っていない選手がディフェンスと駆け引きを行う事でマークを外し、少ないタッチ数で回避を図る。ANNEXも前プレから何度か良い形ができるが、BORBOLETAの守備も堅くゴールを割る事ができない。お互いにボールをつないでゲームを作ろうという意図も見え拮抗した試合となったが、それでも決定機の数としてはANNEXが多く、試合をやや優位に進めていた。しかし前半12分、BORBOLETAは11番吉田選手とのコンビネーションで左サイドを抜け出た3番関根選手が左足シュートを放つとファーサイドに決まりBORBOLETAが先制する。優位に進めていたはずのANNEXはチャンスがあったのに先制される嫌な展開。プレスが徐々に弱まり、無理してパスを出す場面も見られた。すると18分には中盤のパスカットから11番吉田選手から右サイド4番北隅選手と渡ったパスをダイレクトで折り返すと3番関根選手のスライディングシュートが決まり、少ないチャンスを確実に決めた。前半は2-0でBORBOLETAがリードして折り返したが、ANNEXも良い形ができており、決定力の違いがスコアに出た形となった。
後半はANNEXが立ち上がりからBORBOLETAを圧倒。再度前からのプレスを徹底すると後半1分右サイドのキックインのチョンドンからディフェンスの前に入った19番丹治選手がGKの鼻先でコースを変える技ありゴールで1点を返す。この後もANNEXが優位に試合を進め、シュートのへの意識が高まった事でドリブル突破の場面も多くなり、攻撃が有機的に回り始める。すると後半5分、左サイドのキックインからのボールをANNEX14番半田選手が、意外性のあるロングシュートを放つとこれがブラインドになったか低い弾道のシュートが糸を引くようにゴールに吸い込まれていった。更に9分にもANNEX4番石鍋選手が相手陣内でしつこくディフェンスを追い回しパスカットするとそのままGKとの1対1を決め、とうとうANNEXが勝ち越しに成功する。追い付かれたBORBOLETAは前からプレスをかけてANNEXを押し込み一進一退の攻防が続く。更にキープ力のある4番北隅選手をピヴォに入れるが、ANNEXの寄せも早く良い形で縦パスを入れる事ができない。試合終了間際、ゴール前際どい場面を作るが、ANNEXが冷静に対処し事無きを得るとすぐにタイムアップのブザー。2点差を跳ね返したANNEXが4連勝を飾り、上位リーグ2位を確実にした。