得点者：2分14番北本選手（SAICOLO）、3分8番高橋選手（SAICOLO）、5分14番北本選手（SAICOLO）、11分14番北本選手（SAICOLO）、24分14番北本選手（SAICOLO）、37分12番堀田選手（SAICOLO）
両チームは全日本女子フットサル選手権埼玉県大会準決勝で対戦し、その時は4-0とSAICOLOが勝利している。この試合、SAICOLOは今季関東リーグで初めて14番北本選手がベンチ入り。浦和レッズレディース時代になでしこJAPANにも選出された経歴を持つ選手が入ったSAICOLOは持ち前の攻撃力を見せつける。前半2分に14番北本選手がミドルシュートを決めると直後にも8番高橋選手がディフェンスをGKの間のスペースに入りパスを受けると数的優位を利用し自らゴールを決め2点差とする。14番北本選手が入った事で互いの特徴を知るチームメイトに活かされ、そしてチーム力を上げる役割を担っている事が感じられる立ち上がりだった。Aventuraはボックスの守備の中の選手を囲みたい所だが、SAICOLOはダイレクトやツータッチでボールを離す事でボールポゼッションを高め、また、ボックスの中に入った選手が動き直しを行う事でAventuraの守備を撹乱する。前半5分、再び14番北本選手の突破からのシュートが決まると11分にも14番北本選手が3人目の動きでダイレクトパスを受けてからのシュートは、一度は阻まれるが、倒れながらも右足で押し込み、早々とハットトリックを達成。試合を4-0とし、SAICOLOが圧倒的にゲームを支配する。
後半に入ってもSAICOLO優勢は変わらず、後半4分にもゴール前で得たフリーキックから3本のダイレクトプレイからまたもや14番北本選手がゴールを決めて5-0とする。AventuraはSAICOLOのプレスに苦しみ、自陣に押し込まれる展開が続く。有効なパスを出そうとパスの出しどころを探す間に寄せられ、パスコースを限定される事でパスカットを狙われやすくなる場面が何度か見られた。後半12分のAventuraのタイムアウト後に少ないタッチ数でパスを回すと押し上げができるようになり、シュートまで持ち込む場面が生まれるが、得点を奪うには至らなかった。最後は後半17分SAICOLO12番堀田選手がGKを背負ってボールを受け、素早く放つヒールシュートを決めて6-0。スコアでも内容でもSAICOLOが完勝し3位を堅持した。Aventuraはまだ今季未勝利で最下位に沈んでいる。少し自信を失いかけているのか試合後も冴えない表情が見えた。
