第10回全日本女子フットサル選手権千葉県大会決勝 FC千葉なのはな vs Bardral浦安Las Bonitas - 女子フットサル|PANNA-FUTSAL

第10回全日本女子フットサル選手権千葉県大会決勝 FC千葉なのはな vs Bardral浦安Las Bonitas

2013年9月21日 23:00


FC千葉なのはな 0-5 Bardral浦安Las Bonitas

得点者:15分18番和泉選手(浦安)、20分8番岡林選手(浦安)、23分18番和泉選手(浦安)、24分7番高橋選手(浦安)、30分20番池田選手(浦安)

 この試合はFリーグ第15節Bardral浦安vs府中アスレティックFCの試合終了後に開催され、浦安の応援団も多くがそのまま残り、大声援でLas Bonitasの背中を押す。4チームが予選に出場した千葉県大会は関東リーグに所属している浦安が頭一つ抜けているのは周知の事実。実際に浦安は初戦で38-0という大差で勝利しており、戦前の予想では「10点位点差が付くのでは?」という声も。しかしその予想は良い意味で裏切られた。

 まだ中学生程のFC千葉なのはなの選手はボールを持つと迷わずゴールに向かってドリブルを開始する。フットサルでは変則とも言えるダイヤモンドの頂点にいる選手が前の2人、もしくは3人に対して寄せて、残りの選手はゾーンでコンパクトに守り、縦パスに対応する。諦めずに積極的に足を出す事でボールを奪い、そこからドリブルでのカウンターが発動。このドリブルが切れ味鋭く、大きなボディシェイプやシザースからディフェンスを一気に抜き去る場面もあり、会場にどよめきが起こる程。浦安は変則的な守りとドリブルに手を焼き、自分達のペースに持ち込めない。特にクワトロセットの時にはパスに逃げているような感じもあり、なかなか良い形でシュートを打つ事ができない。機を見てGK12番本多選手がGKスローから直接ピヴォに入れ、ラインが押し上がる場面が増え、ピヴォを使った攻撃の方が有効的に見えた。徐々に浦安は決定機を作り出すが、なのはなGK24番小関選手が抜群の反応を見せて得点を与えない。ようやく浦安が得点を奪ったのは前半15分の残り48秒、20番池田選手を起点に右サイドの7番高橋選手へとパスが渡り、折り返しを18番和泉選手がゴール前で合わせて、フットサルの基本とも言えるファー詰めで先制点を奪った。この時間帯、20番池田選手がピヴォに入り、ボールを動かして、前を向こうとしたり、ダイレクトでパスをはたいたりするなどして攻撃のリズムができていただけに良い時間帯に得点を奪う事ができた。
 
思わぬ苦戦で1-0で折り返した浦安は変則な動きの対策を徹底し徐々に対応する。とりわけ、ダイレクトそして3人目の動きを意識しているように感じた。すると後半5分に8番岡林選手の得意の左足ミドルシュートが決まると8分にも18番和泉選手がシュートのこぼれ球を鋭い反応で押し込み3-0とリードを広げる。更に9分にも右サイドを13番阿部選手が仕掛けてゴール前の7番高橋選手へとパス。ディフェンスと競り合いながらも7番高橋選手がシュートを決めて4-0。そして最後は後半15分に20番池田選手もゴールを奪い、終わってみれば5-0、浦安の総合力を見せた試合だった。
 
 後半はやや疲れも見えたなのはなは最後まで懸命に戦い、爽やかな印象を残した。浦安の応援団からも「なのはなコール」が沸き上がり、「来年は千葉から(関東へは)2枠だ!」という声援も。現在千葉県女子フットサルリーグにも参戦しているFC千葉なのはな、このチームの今後にも注目したい。

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