Shoot anilla 1-1(PK5-4) ceu paleta A&S
得点者:19分20番植田選手(anilla)、21分オウンゴール(ceu paleta)、25分5番長谷川選手(anilla)、29分2番宇津木有選手(ceu paleta )
両チームこの日3試合目の対戦は、昨年と同じ相手となった決勝戦。昨年は神奈川県に関東大会出場枠が2つあり、既に両チーム関東大会進出を決めていての対戦だった。しかし今年、神奈川には出場枠は1となっており、優勝チームのみが関東大会出場となる為、負けられない対戦となった。
引いて守るceu paletaに対してボールポゼッションを高め、動きにメリハリを付けるanilla。パスを出して動いて止まってエントレリネアスで顔を出す。コーナーキック、コーナーキックからもサインプレイを見せ、チームとしての意図が感じられる。ceu paletaは10番宇津木恵選手が膝の調子がおもわしくないのかベンチからの声援に終始。3番松本選手も前半は出場していなかった。苦しい台所ながらも、2番宇津木有選手がボールを持つとディフェンスの裏に走り込む約束事を忠実に守り、ボールを奪ってから早く前へボールを入れようとする意図が見られ、またボールを奪ってからは13番間瀬選手、7番森選手がカウンターを見せる場面も。更に相手が引いている状況ではanilla同様にエントレリネアスを使い、ボールを回す等、攻撃の引き出しの多さも伺える。前半はお互いにチャンスはありながらもゴールは決まらず、0-0でハーフタイムを迎えた。
後半に入り、anillaが優勢な時間が続いた後半4分、anilla20番植田選手が左サイドからカットインし放ったややアウトにかけたシュートが、ファーサイド低く決まりanillaが待望の先制点を奪う。先手を取られたceu paletaだったが、ここから満を持して3番松本選手がコートへ登場。これに勢いづいたか、21分に自陣キックインからceu paleta2番宇津木有選手が放ったロングシュートがゴール前で競り合ったディフェンスに当たりコースが変わりオウンゴールを誘う。シュートは直接ゴールに向かっていただけにオウンゴールの判定はやや厳しく感じる程の凄まじいロングシュートだった。追い付かれたanillaは25分に5番長谷川選手が右サイド18番加藤選手とのワンツーでゴール前に侵入し、ワントラップし、トゥーキックで押し込み再び勝ち越しに成功。ceu paletaはGK1番江口選手を前線に上げてパワープレイを敢行。パスを回し、徐々にanillaを押し込んで行く。すると残り1分、左サイドのコーナーキックをクイックで始めたceu paletaは2番宇津木有選手が低く鋭いシュートをファーに突き刺し同点に追い付く。
2-2でタイムアップとなった試合は延長戦を行わず、同点のままPK戦へ突入。両チーム4人目まで順調に決めたが、5人目でceu paletaが外したのに対し、anillaは5人目10番中山選手が冷静に決め、試合終了。Shoot anillaがceu paletaをPK戦の末に降し、神奈川県代表の切符を手にした。
▽Shoot anillaキャプテン5番長谷川選手の談話
?優勝おめでとうございます。
長谷川:ありがとうございます。
?1日で3試合は結構疲れたんじゃないですか?
長谷川:正直疲れました・・・。決勝戦は最初全然動けなくて。
?決勝戦はPK戦までもつれましたが、1戦目と準決勝は順当に勝ち上がったように見えました。
長谷川:最近シュートまで行くのに決めきれないという試合が続いていたのですが、今日の1戦目、2戦目は早めに点が取れたので自分達のペースで戦えました。
?決勝戦も先手を取りながら、2度追い付かれるという嫌な展開でしたね。
長谷川:失点するとしたら事故的なものだろうと試合前からみんなで気を付けていたのですが、嫌な点の取られ方でした。
?PK戦はいかがでしたか?
長谷川:PK戦は自信がありました。ウチはGKがしっかりしているので蹴る人が決めさえすれば勝てると思っていました。
?昨年は関東大会への枠が2つあったので決勝戦では既に関東大会進出が決まってからceu paletaとの対戦でした。今年は1枠しかない中で大きな壁となっていたceu paletaを破っての優勝は格別なものがあったのではないでしょうか。
長谷川:この後、おいしい物が食べれそうです(笑)
?10月に群馬県で関東大会が行われます。是非抱負を聞かせて下さい。
長谷川:去年は予選リーグで敗退してしまいました。一戦一戦戦うのはもちろんですが、全国大会出場を目指して頑張りたいと思います。