得点者:15分2番金澤選手(戸田)、19分10番山口選手(Estrela)、19分9番足利選手(Estrela)、24分3番杉山選手(Estrela)
試合開始から積極的にボールに寄せるEstrelaにやや押され気味の戸田だったが、GK1番庄司選手が立ちはだかる。特に前への飛び出しが鋭く、コースを詰める為のブロックや積極的にペナルティエリアを飛び出してクリアする等、Estrelaの前に立ちはだかった。Estrelaは優位に試合を運びながらも8番大澤選手が不在が影響しているのか、得点が奪えない事でベンチからも厳しい指示が出ていた。すると前半終了間際、右サイドキックインからのチョンドンのシュート性のロビングパスが絶妙なコースに決まり、戸田が1-0とリードしてハーフタイムを迎えた。
ハーフタイムでの指示を得たEstrelaは後半明らかに動きが変わってきた。ボールを持って考える時間が長かったように感じていたが、後半は小気味よくパスが回り、チャンスと見るやどんどんドリブルで勝負を仕掛けてくる。その攻撃が実ったのは後半4分、Estrela10番山口選手が右サイドを突破してミドルシュートを突き刺し同点に追い付くと、直後にも9番足利選手が左サイドからミドルシュートを決めて一気に逆転に成功する。この2点はいずれも素早いパス回しでディフェンスを片側へ寄せてスペースのできた逆サイドへ展開し、シュートを放つというチームの共通理解からなる得点だった。更に後半9分には10番山口選手が第2PK付近でボールを受けるとドリブルでディフェンスを抜いてファーへシュートを決め、3-1とリードを広げる。戸田は選手起用が偏っていた事もあり、次第に疲れも出たか、単純な攻撃が目立ち、これをEstrelaが読めるようになった事で攻撃の機会が徐々に減少。逆にボールを奪われる事でディフェンスの裏を取られる場面も出る場面もあり、ラインが徐々に下がってしまった。試合は3-1のまま終了し、Estrelaが決勝進出すると共に関東大会進出を勝ち獲った。