C'sFC 4-2 Jonita
得点者:7分8番石神選手(C's)、13分28番中村選手(Jonita)、14分オウンゴール(C's)、16分15番新井選手(C's)、18分オウンゴール(C's)、23分10番谷地選手(Jonita)
試合開始直後、Jonitaのベンチからの指示は「8番どこ?」。C'sが今年になって採用している8番石神選手のPivo起用が2連勝の原動力となっていると分析しての対策のようだ。今季のC'sは徹底している。それでもチャンスと見るや一気にゴール前へGKからスローを入れてくる。その攻撃が実ったのは前半7分再三のGKスローから8番石神選手のバックヘッドが決まりC'sが先制した。Jonitaはケアしていたにも関わらず失点してしまった事でこの後、落ち着かない様子が見られたが、徐々に立て直しを図り、練習を重ねてきた戦術でゴールを狙う。前半は1-0C'sリードで折り返す。
後半2分、Jonitaは失点したシーンのお返しとばかりにGKのスローから28番中村選手のバックヘッドが決まり同点に追い付く。それでも徹底した戦いぶりを変えないC'sはまたもやGKスローからゴール前でオウンゴールを誘いすぐさま勝ち越し、再びリードを奪う。更に6分C'sはゴール前、GKがゴール前の交錯で倒れている無人のゴールに15番新井選手が流し込み3-1とリードを広げる。更に7分にも2点目と同じような形でGKスローからオウンゴールが生まれ4-1と3点差とした。最後の点もGKスローから。残り8秒、10番谷地選手がバックへッドを決めて4-2。ゲームはこのまま終了しC'sが開幕3連勝を挙げた。
この試合6点の内、5点がGKスローが生まれた。この都内体育館は自身の記憶が確かであれば縦は31mしかない。女性のGKでも充分ゴール前へ供給できる距離だ。やや大味な試合となったが、スリリングな場面は多かった。GKスローを多用する事に対して意見は様々あるだろうが、それだけ勝利に貪欲である証拠とも言える。1部へ上がる為には勝利が必要なのだ。