Amaralo/峰FC 2-1 SAICOLO
得点者:15分12番堀田選手(SAICOLO)、24分10番宮川選手(峰)、34分6番坂入選手(峰)
現在3位につけるSAICOLOは前の試合でFUNが敗れており、この試合に勝てば2位に浮上する事ができる。峰FCは今季1勝と下位に留まっており、上位進出の可能性を残す為にも勝ち点3が欲しい所。
試合は峰FCが細かいパスワークでリズムを作り、試合の主導権を握る。10番宮川選手が積極的にシュートを放ち、SAICOLOを追い込む。しかし徐々にSAICOLOも攻撃がうまく回り出し、中盤以降SAICOLOが攻めて峰FCが防戦一方の戦いが続く。すると前半15分、ディフェンスの裏へロングボールを入れた所に12番堀田選手がヘディングでボールをそらしてボールはゴールへと吸い込まれた。その後もSAICOLOはボールを回しては3人目の動きでファー詰めという約束事がうまくはまり、峰FCを圧倒。峰FCはスペースをゾーンで埋めるSAICOLOの守備を崩せず、遠目からのシュートに終始し決定機を作れないでいた。
後半に入り同様にSAICOLOがペースを握るが、SAICOLOの攻撃に峰FCが徐々に順応。5分に峰FC10番宮川選手がダイナミックなボレーシュートを決めて同点に追いつくとSAICOLOのパスをカットする場面が増え、ファー詰めに対してもGK15番山下選手が間合いを詰めてチャンスを決めさせず、逆に後半14分左サイド縦でボールを受けた8番工藤選手からゴール前へシュートパスを入れ、6番坂入選手がスラディングシュート。これがドンピシャのタイミングで決まり峰FCが勝ち越しに成功する。結局試合はこのままのスコアで終了し、峰FCが貴重な勝ち点3を手に入れた。ベンチに入ったスタッフの目には涙も見え、今季の苦しさを物語っていた。SAICOLOはシュートが打てるところでひと手間かけてしまう印象があった為に峰FCがうまく対応できているようにも見えた。SAICOLOにとっては首位戦線から一歩後退する痛い敗戦となった。