デルソーレ中野レディース 4-2 TOCAR jugadoras 新宿
得点者:1分4番原口選手(中野)、3分17番守田選手(中野)、3分22番佐藤選手、8分オウンゴール(TOCAR)、20分8番富田選手(中野)、21分15番秋山選手(TOCAR)
試合序盤、前からプレスする中野は1分に4番原口選手がいきなりのゴールを決めて先制すると直後の2分にも17番守田選手がファー詰めを決めて2点差。更に22番佐藤選手も得点を重ね開始早々中野が3点をリードする。これに対してTOCARはキックインからのチョンドンでシンプルにシュートを放ち反撃に転ずる。すると8分にサイドからのゴール前への折り返しに中野がクリアしきれずにオウンゴールとしてしまう。徐々に攻撃の手数を増やしていくTOCARに厳しく寄せる中野は前半5ファールを犯してしまう。しかしここからはファウル無しでTOCARの反撃を食い止め前半は2-1で折り返す。
後半に入ると一進一退。シンプルにシュートを放つTOCARに対して中野はしっかりと体を張り対抗。攻撃に転ずるとヘドンドでうまく右サイドを攻略しゴール前で決定機を何度か作るがこれを決めきれず、互いの形を見せながら一進一退の時間帯が続く。この日中野はどうも審判との相性が悪いのか後半も5ファールを重ねてしまう。しかし中野は8分にゴール前の混戦を8番富田選手が押し込み3点差とした。しかしこの直後自陣キックインからのボールを中野がパスミスし、これをさらった15番秋山選手がシュートを叩き込み再び2点差としたが、ここから中野は戦い方の意思統一を図りリスクをかけずにシンプルな形で前へボールを運ぶ事を徹底。前半同様6つ目のファウルを注意しながら守備を行い試合のクロージングに成功。中野は開幕戦に続き勝ち点3を得た。TOCARは良い時間もあっただけに試合序盤の3失点が響いた。しかしシュート数を見ても中野35本に対して31本を放っており充分渡り合えたように感じた。TOCARは昇格チームだけにリーグ戦序盤は上位チームと当たる為、苦戦する事は仕方無いが徐々に慣れる事で本領発揮できるのではないだろうか。期待をのぞかせるTOCARの戦いぶりだった。