<CAFURINGA BOYS東久留米>
今季6番渡辺夏選手の復帰はあったが、退団選手も出ていた。チーム作りに不安があったが、リーグ序盤から安定した戦いを見せた。リーグ戦だけでなく全日本では見事に東京、関東を勝ち抜け全国大会へ進出。一昨年に引き続き3位という結果を残した。まだ選手起用に偏りがあるが、みんなで戦っているチームという印象が強い。他の東京のチームの為に是が非でも関東へ参入したい。
<うー魚>
今季苦しい布陣で序盤に苦戦したが、10番見澤選手も怪我から復帰し中盤以降CAFURINGAやANNEXとも引き分け面目躍如。最終的に2位という成績でフィニッシュした。しかし長年チームの精神的支柱となっていた6番松井選手が引退。更に引退、退団選手が出るとの噂もあるようで来季は一からチームを作り直さないといけないかもしれない。しかしどこのチームにもそういう時期はあり、来季の新生うー魚に期待したい。
<Foreat ANNEX>
今季FUNから元日本代表の6番宇津木選手が加入。序盤やや戸惑いを見せる場面もあったが、徐々にフィットし中心選手として活躍。更に夏場には27番鹿毛選手が加入。戦力補強は充分だったが序盤に7番小川選手、終盤に23番小櫻選手、13番堀口選手が負傷で離脱。怪我に泣かされた一年だったかもしれない。チームは熟成しているが、選手起用が固定しており控えの底上げを図りたい所だ。
<Fuchu Athletic Ladies>
初戦は引き分け発進だったが徐々に調子を上げ6節には首位に立つ。更に8節にはANNEXに勝利したが、CAFURINGA、うー魚に敗戦を喫し優勝戦線から離脱した。今季サテライト的位置づけの府中アスレティックプライマリーからの昇格もあり戦力は充実してきた。来季は優勝争いに絡みたい。
<FUGA Ladies>
今季昇格してきたFUGAは開幕戦で昨季優勝のANNEXと引き分けると昨季の上位チームに次々と引き分け、4戦連続引き分けの後に町田から念願の勝ち星を上げる。しかしsunkisstに敗戦を喫し無敗記録が途絶えた。昇格1年目で1敗は立派な成績。しかも守って守っての引き分けでなく前プレをかけて積極的に攻めに行った結果。戦力的にはうー魚、FUNで活躍した元日本代表13番横山選手が加入。やや選手起用に偏りがあるが、ベンチとの一体感が一番感じられるチーム。来季は要注目だ。
<PESCADOLA Bailarinas>
今年は非常に苦しいシーズンだった。戦力が整い1勝1分で好スタートを切ったものの、その後なかなか勝ち星を上げる事ができずに成績が伸び悩んだ。しかしセットプレイなどは非常に習熟しており、やっているフットサルも男子と似て、見ていて非常に面白く、勉強にもなる。この順位で終わるチームではないだけに来季に向けて立て直しを図って欲しい。
<the sunkisst>
昨季3勝を上げたが今季序盤から苦戦が続いた。特に中野との直接対決で敗れ最下位に沈んだ時は自動降格の可能性が高くなってしまった。しかし優勝争いをするうー魚に勝利し最下位を脱出。更に町田に引き分けて勝ち点を積み上げて7位を確保した。現時点で2部2位との入替戦予定となっているが、今まで持ち前の粘りで1部に残留し続けており、入替戦は要注目だ。
<デルソーレ中野レディース>
昨季1部7位となり入替戦へ回ったが、2部2位のearly.f.に勝利し残留を果たした中野。しかし開幕戦を迎えた中野は昨季とは様相が変わっていた。新入団選手も増えたが退団選手が相次ぎ更にGKが不在。止むなくフィールドプレイヤーの選手がGKを務めるなど苦しい状態が続いた。GK問題が解決し迎えたsunkisstとの裏天王山を制して調子が上がると思ったが終わってみると最下位で2部降格が決まってしまった。中野はパスワークが持ち味だったが、今季はカウンターの精度が増した。これをプラスに考えて中野らしい戦い方を模索して欲しい。