アマレーロ/峰FC 2-1 ヴェイル
得点者:16分8番坂本選手(峰)、16分6番田中選手(ヴェイル)、16番井川選手(峰)
前半はヴェイルの粘り強いディフェンスが冴えわたり峰は前線でなかなかボールが収まらず攻撃を作るのに苦労してしまう。しかしヴェイルも峰の老獪な守備網に引っかかりなかなかシュートまで行かない。何か変化に乏しい展開が続き前半は0-0で折り返す。
しかし後半のキックオフ直後、峰8番坂本選手が左サイドをスルスルとドリブルで抜けると小さなモーションから強烈な低い弾道のシュートを放つと逆サイドのゴールネットを揺らし、いきなり先制点を奪った。しかし直後に6番田中選手がゴール前でのパスをダイレクトで押し込んですぐに同点に追い付く。観客からの声援もあり、勢いづくヴェイルだったが、ここは峰が落ち着いて対応。徐々に峰が簡単にパスをはたいてボールポゼッションを高め、ヴェイルを押し込む時間が増えて行った。ヴェイルは徐々にリスクを避けるために相手ゴール前へ早めにボールを供給する。決勝点が生まれたのは23分、左キックインの落としをシュートした峰8番坂本選手が左足を振り抜くとディフェンスに当たりコースが変わった。これをファーサイドで鋭く反応した16番井川選手がダイレクトで合わせて勝ち越しに成功する。その後はヴェイルも前からプレスをかけて峰陣地に押し込むがGK15番山下選手が鋭い飛び出しでゴールを死守。ヴェイルの攻撃を凌ぎ切った峰が決勝進出を決めた。
【アマレーロ/峰FC10番宮川選手インタビュー】
?決勝進出おめでとうございます。まずは予選リーグの戦いぶりはいかがでしたか
1、2戦目は少し辛かったです。というのはもう少し楽に勝てるかなと思っていましたました。相手が諦めずに足を伸ばしてくる場面が多くて。普段のリーグ戦などでは振り切られるのを嫌って飛びこんでこないのでそれが少し厳しかったです。
?準決勝はいかがでしたか?
こんな言い方をするのは失礼かもしれませんが、思っていたより楽でした。予選リーグの方がキツかったかもしれません。誤解されたくないのですが、相手のやり方がウチの守りにうまく合っていたので、いつも通り守れて点を取るべき人が取ってくれたので思いどおりの展開ができました。普段関東リーグというレベルの高いリーグ戦を戦っているのでいろんな経験が積めているのだと思います。
?決勝に向けての意気込みを聞かせて下さい。
完全にアウェーですからやり辛いですね(苦笑)。でもチームはリラックスしていてメンタルも良い状態です。根拠は薄いかもしれませんが、何か頑張れそうな気がします。
【ヴェイル丸山監督インタビュー】
?準決勝敗退で残念でしたが、今大会の感想を教えて下さい。
私は今年の4月から監督を務めていますが、まだまだフットサルの基本ができない中でも持っているものを出せたのかなと思います。止めて蹴るという事はもちろんですが、まだまだ全国の上位には通用しないですね。ただ伸びしろはまだまだ大きいと思っています。
?予選リーグで浦安を破りましたね。
本当に思いどおりの展開でした。初戦敗れて後が無くなってしまったのですが、2日目に浦安に勝利できたのは本当に大きかったです。結果的にあのグループでベスト4に残れたのは選手達に大きな自信になったはずです。
?準決勝はいかがでしたか。
峰は手堅いですね。リスクをかけないながらもボールを回されていました。しかしやられたという感はしなかっただけに失点シーンは悔やまれます。
?大阪府リーグでの戦いぶりはいかがですか?
現在大阪府リーグは3位です。シーズン当初はチームの成熟度が低く取りこぼしが多かったですが徐々に良くなってきていて上向きの状態です。その結果全国への切符も獲得する事ができました。この全国3位という結果を自信にして持ち味である厳しいディフェンスを続けてこれからも戦って欲しいです。
【ヴェイル18番金房選手インタビュー】
?残念ながら準決勝で敗退となってしまいました。
正直本当に悔しいです。初めてこのメンバーで全日本に出場して良い経験ができたと思います。この悔しさをこれからの糧としたいです。
?自信になった部分はありましたか。
やはり準決勝までこれた事は本当に良かったです。予選リーグ初戦は負けてしまいましたが、次戦で浦安相手に持ち前の組織的な守備ができて勝利できたのは本当に大きかったです。特に予選リーグで浦安、セレソン都城と2チームにパワープレイをされましたが、これを守り切れたのはすごく自信になりました。
?まだ今季大阪府リーグが残っていますね
実は地力はなくなっているのですが、まだ優勝の芽は残っています。この経験を自信にして残りのリーグ戦を戦いたいと思います。