デルソーレ中野レディース 3-0 PESCADOLA Bailarinas
得点者:1分15番山田選手(町田)、1分3番内山選手(町田)、27分15番山田選手(町田)
試合開始早々に町田が主導権を握ると一気に得点を重ねる。前半1分の1点目は相手のパスミスが流れた時に15番山田選手が走り込みゴール左下抜群のコースにシュートを決めた。直後にも3番内山選手が右サイドの仕掛けでディフェンスを振り切り強烈なシュートを決め試合開始1分で2点を奪う。反撃したい中野だったが、うまくパスが回らない。決して前からきていない町田の守りに対して最初のパスがぶれておりやや雑にも見えた。更にシンプルに縦へ入れようとする所を待ち構えた町田がカットを狙い序盤は悪循環に陥る。徐々に持ち直した中野だったが、町田が余裕を持って対応し、前プレをかけるが連動性に欠け 、前半は町田の思いどおりの展開となった。
流れを変えたい中野は後半開始から前プレを開始。時折良いプレスがかかりゴール前でボールを奪う事でチャンスとなるが、決定機とまで行かずこの前プレに徐々に町田が対応し手詰まり状態になってくる。町田は11番福下選手が試合をコントロールしサイド突破の鋭い3番内山選手、ピヴォで収まる15番山田選手等を巧みに操り危なげない試合運びを見せ、最後は12分に得意のセットプレイから15番山田選手が押し込みダメ押しの3点目。町田の試合巧者ぶりが光った試合となった。
中野はこの試合で勝利していれば町田をかわして6位となり、降格争いから抜け出る事ができた。しかしその目論みも町田の前に打ち砕かれてしまった。それでも残り1試合を勝利する事で自動降格は避ける事ができる。気持ちを切り替えて最終戦に臨みたい所だ。